全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2019年11月の4K対応液晶テレビ(4Kテレビ、なお有機ELテレビは含まない)の販売台数前年比は114.4%。増税後も好調に推移している。メーカー別では1位のシャープが87.2%と失速。一方、2位のソニー(125.8%)、3位のパナソニック(102.8%)、4位の東芝(134.4%)は前年を上回った。


 週次のシェア推移を分析すると、前年比は2桁減だったものの、シャープが25%前後で堅調に推移。9月・10月に一時ソニーに首位を明け渡したが、11月にすぐさま巻き返した。ソニーは増税直前に大きくシェアを伸ばしたが、増税後はやや落としている。3位は、パナソニックと東芝が抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げている。
 

 シリーズ別ではソニーの「BRAVIA KJ-49X9500G」が1位、同社の「BRAVIA KJ-43X8500G」が2位にランクイン。どちらもBS4K/110度CS4K放送に対応したチューナーを2基搭載している。パナソニックの「VIERA TH-49GX855」は10月の発売ながら、3位に食い込んだ。
 
前月に続きシリーズ別の販売台数シェアランキングで1位を獲得したソニーの「BRAVIA KJ-49X9500G」

 年末商戦、そして2020年上半期は東京五輪需要でテレビ市場の継続的な成長が予想される。12月18日にパナソニックが4Kチューナー+HDD+BDドライブを一体化した4K液晶テレビを発表するなど、新たな需要の掘り起こしも出てきている。市場の盛り上がりとともに、各社のシェア争いにも注目したい。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。