ソフトバンクと東京大学は、世界最高レベルの人と知が集まる研究所「Beyond AI 研究所」の開設と、研究成果の事業化に向けた取り組みに関する協定を結んだと発表した。研究所は、2020年春に「東京大学本郷キャンパス」に、20年冬に「ソフトバンク竹芝新オフィス」に設置する。投資額は10年で200億円としている。

ソフトバンクと東大が世界最高峰のAI研究所を目指す

 発表会に登壇したソフトバンクグループの孫正義代表取締役会長 兼 社長は、「異能の才能を持った子どもたちは、学校の一般教育の中では、その才能がつぶされてしまうかもしれない。もっと爆発的に伸ばしたいと考えている。日本で一番の頭脳は東大だと考えて、手を組んだ」と研究所を設立する背景について語った。
 
研究するだけでなく、事業化にも注力することでエコシステムの構築を目指す

 同研究所は、東京大学と海外の有力大学の世界最高レベルの研究者を擁した最先端のAI(人工知能)研究機関になることを目指して設立するもの。AIの基盤技術研究やその他の学術分野との融合を目指す基礎研究領域と、さまざまな社会課題へのAIの活用を目的とする応用研究領域の二つの領域で研究を行う。

 研究所内では、各研究領域間で密に連携を行う。同時に、研究成果の事業化にあたっては、大学と企業とのジョイントベンチャーの迅速な設立を可能にするために経済産業省が新たに策定したCIP(Collaborative Innovation Partnership)制度を積極的に活動していくという。