トレンドマイクロは11月6日、一部の顧客情報が従業員(当時)によって不正に持ち出され、第三者に売却されていたと発表した。8月下旬、この情報がサポート詐欺に利用されたことで発覚。2カ月に渡る調査の末、内部不正が明らかになった。

トレンドマイクロが公式サイトに掲載している
「お知らせとお詫び」

 流出した情報は、トレンドマイクロのサポートを利用したことがある海外市場の個人向け製品ユーザーの情報。氏名、メールアドレス、電話番号が含まれる。クレジットカード情報や金融機関口座番号は含まれていないという。また、日本市場で個人向け製品を利用しているユーザーや法人・官公庁・団体のユーザーは含まれていない。

 トレンドマイクロによると、影響を受けたのはアメリカやドイツ、イギリスなど英語圏のユーザー。同社製品のユーザー全体(1200万人)のうち1%以下に当たる。

 顧客情報を不正に持ち出した従業員を解雇し、不正なアカウントは無効化。外部に情報が流出した可能性のある顧客に対して通知を行っている。また、引き続き顧客情報の不正な利用がないかなど、監視・調査は続けるという。

 トレンドマイクロは、公式サイトのお知らせページに「海外市場において個人向け製品をご利用いただいているお客さまの情報流出に関するお知らせとお詫び」を掲載。発生した問題について陳謝しながら、「本件を重く受け止め、管理体制の一層の強化等により、これまで以上にお客さま情報の適切な管理に努め、全社を挙げて再発防止に取り組んでまいります」としている。

 この件に関する問い合わせ窓口も用意している。電話番号は03-6732-7869(9:00~17:30、土日祝祭日含む)で、メールアドレスはcons_sup@trendmicro.co.jp。