楽天は8月8日、2019年度第2四半期決算(2Q)を発表した。売上高は5866億4400万円(前年同期比14.5%増)、営業利益は1118億9500万円(24.8%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1002億4900万円(55.4%増)になった。

「楽天銀河系を成長させていく」と語る楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長

 18年のグローバル流通総額は15兆円超(18.4%増)。19年2Qは前年同期比25.0%で推移しており、金額は4.5兆円。決算説明会に登壇した三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、「年間20兆円が見えてきた」と力強く語る。
 
年間グローバル流通総額20兆円を目指して成長を続ける楽天

 三木谷会長は、「楽天経済圏は楽天銀河系に成長している。これまでは、世界で初めて完全仮想化したネットワークを実現したモバイル分野、楽天メディカル社を展開するメディカル分野、グローバル化したブランドの3点でビックバンを起こしてきた。今後はコマース、フィンテック、広告の3分野で成長していく」と、既存事業の順調な成長を強調し、新規事業への展望を語った。
 
楽天経済圏(エコシステム)の進化につながる3分野

 コマースの分野では、共通の送料無料ラインを3980円に定めることで、「安いと思ったら送料で高い」という、最も多い不満の解消に取り組む。フィンテックの分野では、楽天銀行の海外展開や楽天カードの会員基盤の拡大を狙う。広告分野では、21年の売上高2000億円を目指しグローバルプラットフォームの構築に注力するという。