【なぐもんGO・31】 通勤時間やランチタイムにオフィス街のコンビニエンスストアを訪れると、あまりの行列の長さに入店をあきらめてしまうことがある。ただ、よく見ると、店内にポツンとスタッフが立っていない「無人レジ」がある。だれも並んでいないこのレジを使わない手はない。ファミリーマート(ファミマ)のセルフレジをさっそく試してみた。

ファミマに設置されている「セルフレジ」では現金以外の豊富な決済手段を利用できる。
まだ馴染みがないためか利用者も少ないので今がねらい目

一人で できるもの!

 「無人レジ」こと「セルフレジ」は、顧客が自分で会計するレジのこと。まだ浸透しきっていないためか、ランチタイムのピーク時でも空いているケースが少なくない。休憩時間を無駄に消費してしまう行列を回避するには、まさに“渡りに船”だ。

 ファミマのセルフレジは有人レジの近くに設置されている。使ってみると操作は簡単だった。まずはパネルでファミマ独自のスマートフォン(スマホ)決済「ファミペイ」の有無、Tカードの有無を選択する。記者はどちらも利用しているので、左上の「ファミペイとTカードの両方をお持ちの方」を選択し、両方のコードを読み取った。
 
まずは画面で「ファミペイとTカードの両方をお持ちの方」を選択

 次に商品のバーコードをハンドスキャナーで読み取る。学生時代、書店でアルバイトをしていたので読取作業は慣れたものだ。初めての人でも、いつもの店員の動きを真似すれば簡単だろう。他にもレジ本体のリーダーでコードを読み取ることもできる。買いたい商品のコードをすべて読み取ったら、画面で購入する商品を確認して、会計に移る。
 
レジ本体とハンドスキャナーのどちらでもコードを読み取ることができる。
店頭の割引キャンペーンも自動で適用された

 支払い方法は、コード決済や交通系ICカード、iD、クレジットカードなどから選べるが、今回はコード決済の「FamiPay」を選択。会計金額をよく確認して、支払いを完了した。

 あとは、セルフレジに備わっているビニール袋に商品を入れて、買い物は終了だ。ほかにも、割りばしやスプーンなどもあるので、必要に応じて袋に入れるといいだろう。レシートは、レジ本体の下部から出てくる。
 
ファミペイならスムーズに決済まで完了することができる
 
袋詰めまで自分で行い、買い物は完了

 記者の場合は、会計から袋詰めまでトータルで1分もかからなかった。慣れれば30秒程度で済むだろう。ファミペイを使えば自分で会計と袋詰めをするだけで行列が回避できるので、今後も積極的に使っていきたい。

 ただ、注意する点はいくつかある。まず、現金は使えないこと。また、弁当などを温めたいときに、オープンスペースに電子レンジがない店舗では有人レジを利用した方がいい。

 ほかにもレジ周りにあるたばこや酒類、揚げ物、中華まん、POSAカードなどの購入や、公共料金の支払い、宅配便などには対応していない。また、レシートクーポンや引換券は利用できないうえ、レジで店員と対面して買うには少し勇気が要る成人雑誌も購入することができないので気を付けたい。

決済の選択肢が豊富

 今回、ファミマのセルフレジを利用した理由は、6月末から各種スマホ決済サービスに対応したからだ。近ごろはなるべく財布を出さないようにしているほか、大型キャンペーンを実施しているスマホ決済サービスを選択しながら買い物をしているので、セルフレジがスマホ決済に対応したのは嬉しいアップデートだ。今回、ファミペイを利用したのも、FamiPayチャージで最大15%還元キャンペーンを実施していたことが大きな理由だ。

 コンビニ業界のなかでも先進的なファミマのセルフレジだが、使っていて気になったのはスキャンミスなどのトラブルが生じたときの対応だ。顧客が自分で商品を読み取り、会計して袋詰めする過程で、ミスが発生しないとも限らない。どのような対策が打たれているのか。ファミマの担当者に確認した内容を、次週お届けする。(BCN・南雲 亮平)