全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2019年6月のワイヤレススピーカーの販売台数前年比は148.4%で前年を大幅に上回った。特に注目したいのは、シャープのネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」だ。昨年10月発売ながら、5月末から販売が急増し、6月に一番売れたワイヤレススピーカーに躍り出た。


 6月週次(6月3日週~24日週)のメーカー別販売台数シェアは、前月に引き続き、1位がハーマンインターナショナル、2位がソニー。両社は10ポイント前後の差で推移している。前年比はともに2ケタ増と好調だ。

 5月27日週から「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」の急伸でシェアを15ポイント近く伸ばしたシャープは一時、2位のソニーに迫る勢いをみせた。後半はやや失速したが、それでも15%前後のシェアを維持している。
 

 同期間のシリーズ別販売台数ランキングでは「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」が16.2%の圧倒的シェアで1位を獲得。発売から半年以上が経過して売れ行きが伸びた理由について、同社広報に問い合わせたところ「販売店が独自に展開したキャンペーンなどの影響が大きいのではないか」と回答した。
 
2019年6月のシリーズ別販売台数シェア1位を獲得したシャープの
「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」。カラバリは5色をそろえる

 昨年夏はソニーのネックスピーカーが在庫薄が続くほどのヒットを記録し、上半期に最も売れたワイヤレススピーカーになったのは記憶に新しい。同カテゴリーの人気は一過性のものではなく、定着してきたといえるだろう。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。