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NTTぷらら、国内最大級の映像監視センターを本格稼働 送出チャンネル数は約580

販売戦略

2019/05/27 19:05

 NTTぷららは、映像配信業務を一元的に監視し、安定した映像配信をサポートする映像監視センター「NTTぷらら メディアオペレーションセンター」のプレス向け見学会を5月24日に実施した。

NTTぷららが稼働した国内最大規模の映像監視センター「NTTぷらら メディアオペレーションセンター」

 地上波やケーブル放送、インターネット配信などの映像コンテンツは、視聴者に届くまでの経路でノイズが乗ったり、ブラックアウトしたりする可能性がある。こうしたトラブルの発生を監視、原因を迅速に見極め、復旧のために対処するのが映像監視センターの役割だ。

 NTTぷららは、映像配信サービスを開始した2004年から映像監視センターを運用してきた。今回の新たなセンターは、延床面積を拡張し、監視システムをさらに充実。「dTV」や「DAZN」などの受託配信サービスを含めて、送出チャンネル数が580、ウォールモニターが約650面となる。映像配信プラットフォーム全体で約3万2000項目を常時監視し、国内最大級の規模を誇る。また、将来の事業拡張に備えて、増設可能な設計にしている。

 監視技術もアップグレード。ウォールモニターに映像監視機能内蔵のマルチビューワーを採用し、映像のブラックアウトやフリーズ、音声トラブルを人に代わって検知できるようになった。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)でSTB(セットトップボックス)上のサービス・機能の動作監視するシステムも試行運用している、センター内に故障を事前に察知する仕組みとして、SNSのキーワードや天気を監視するシステムを導入。多角的に異常に対して反応するなど、万全の体制を整えている。
 
異常検知の手法としてSNSのキーワードや天気を監視するシステムも導入している

 NTTぷららは、7月にNTTドコモ傘下になる。見学会で板東浩二社長は、「相互のリソースを結合して、5G時代を見据えた新たなコンテンツビジネスを創造していく必要がある」と、今後の方針を語った。その中で映像監視センターがBtoBtoX事業の重要な柱になる。「トラブルによってサービスに影響が出ないようにする、またトラブルが起きても迅速に回復させる。オペレーションの精度を高めることが他社との差別化ポイントにもなってくる」(板東社長)。
 
「映像監視センターが他社の差別化につながる」と語る板東浩二社長

 契約件数や収益の目標は今後詰めていくが、同センター内に新たに見学スペースを設置するなど、顧客拡大にこれまで以上に力を注ぐ姿勢が伺えた。AIや5G、VRなどに対応して高度化を目指す配信プラットフォームとの両輪で、成長が加速していくことになりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)

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