
キャリアショップ運営事業は、売上高が2380億5200万円(3.3%減)の減収だった。2016年から適用された「実質ゼロ円販売の禁止」などの影響で過度な販売競争が抑制された結果、買替需要が低迷してキャリアブランドの端末販売台数が低調に推移した。ただし、営業力の強化でセグメント利益は65億4200万円(6.0%増)を確保した。
主力のデジタル家電専門店運営事業は、白物の好調に加えて前年に買収して子会社になったニフティとのシナジー効果が出て、売上高が2180億8500万円(9.5%増)、セグメント利益が115億9000万円(6.6%増)だった。
店舗展開では、デジタル家電専門店が19店舗を新規出店し、6店舗を閉店して175店舗となり、通信専門店を合わせて205店舗になった。キャリアショップは、直営店とFCを合わせて30店舗を新規出店・獲得し、47店舗を閉店・譲渡したことで646店舗になった。
20年3月期連結業績予想は、売上高が5508億円(7.4%増)、営業利益が195億円(1.5%増)、経常利益が212億円(0.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が136億円(7.4%減)を見込む。年間の出店戦略は、デジタル家電専門店を20店舗、キャリアショップを15店舗を計画する。