日本は海外に比べ、キャッシュレス化が後れているといわれるが、次の買い物に利用できるポイントサービスを導入する企業・店舗が多く、紙幣・硬貨を出さないポイント払いが普及する「ポイント大国」だ。店舗によっては、来店するだけで1~5ポイントもらえ、事前エントリーで得られる来店ポイントが増えたり、買い物時のポイント還元率がアップしたりする。

 購入金額1000円ごとに10ポイント付与といったポイント還元率、現金とポイントの交換レート(1ポイント1円、1000ポイントにつき100円値引きなど)、ポイントがつく最小金額などの「ポイント付与ルール」は、サービスごとに異なるが、カメラ系家電量販店のように、還元率が「10%」を超えると高額ポイント還元といえるだろう。こうした店舗では、ポイント還元は、実質的には「値引き」だ。
 

最速配送を「選ばない」なら値引き 引き算の販促キャンペーン登場

 最近、以前に比べ、増えていると感じるのは、ポイントプレゼントキャンペーンと連動した「期間限定ポイント」。有効期間はおおむね短く、月末や年度末などの期限日までに使わなければ、現金をうっかり財布から落としたも同然となってしまう。貯めている(知らぬ間に貯まった)ポイントの管理は、実はなかなか面倒だ。

 Web上から事前エントリーしなければ適用されないキャンペーンも増えている。保険相談、新車試乗など、「Web予約してから来店するとポイントプレゼント」といった内容のキャンペーンは、当然ながら、予約なしに訪れるとポイントはもらえない。

 総合オンラインストアのAmazon.co.jpは、10月31日18時から11月4日1時59分注文分まで、プライム会員向けに、本来なら無料で利用できる「当日お急ぎ便」「お急ぎ便」「マケプレお急ぎ便」を利用せず、通常配送を選択すると、配送1件につき30ポイントをプレゼントする「通常配送選択でポイントプレゼントキャンペーン」を実施している。
 
スーパーの「レジ袋持参でポイントプレゼントキャンペーン」と同じロジックで、
配送業務のコストダウン分の一部を還元。細則などはAmazon.co.jpのサイト上で確認してほしい

 2回目となる今回は、一風変わったキャンペーンとして、開始前に複数のニュースサイトで取り上げられていた。有料のプライム会員の最大の特典を放棄するかたちになるが、商品受け取りを急いでいなければ、ポイント分(30円相当)は丸々オトク。今後、恒常的に実施されるようになるのか、他社の動向を含めて注目だ。

 ポイントを効果的により多く貯めるには、こまめにキャンペーン実施の有無を確認したり、購入時期を調整したりと、情報チェックに多くの時間を費やす必要がある。少なくとも、頻繁に1ポイント1円相当として使えるポイントを有効期限切れでロストしているようなら、アプリでも自動家計簿・資産管理アプリ「MoneyForward」や「Moneytree」などの利用をおすすめしたい。(BCN・嵯峨野 芙美)