かつてはソフトバンクしかiPhoneを取り扱っておらず、学生の間で「iPhone 4」が広がり始めた頃は、ケースや保護フィルムなどのアクセサリーを同時に購入できる家電量販店に多くの足が向いた。その後、ドコモやauがAndroidスマートフォンをラインアップに加えると、キャリアショップでもスマホがメインになり、同時に端末の購入・契約手続き時に記入・確認するべき書類が増え、接客が長時間化していく。

 これまでの購入経験から、キャリアショップは、入店後、カウンターに案内されるまで待たされるが(来店予約なしの場合)、契約手続き自体は比較的早いと筆者は感じている。一方、家電量販店は、購入意向を伝えると、すぐに契約カウンターに案内されるが、契約内容の確認や回線開通手続きに時間がかかってしまう。政府もこの手続きの煩雑さ、長い待ち時間を問題視しているという。

 こうした状況だからこそ、日々忙しい人、自分のペースで新しい端末のセットアップをしたい人は、キャリアのオンラインショップがおすすめだ。

ドコモオンラインショップの大英断 契約事務手数料を2018年9月から無料化

 NTTドコモが運営する「ドコモオンラインショップ」は、今年9月1日10時以降の注文分から、以前は、契約変更を伴わない機種変更(XiからXi、FOMAからFOMA)のみだった「契約事務手数料無料」の対象を、FOMAからXi、新規契約、他社からの乗り換え(MNP)にも拡大。1回線につき1回当たり2000~3000円の事務手数料が請求されないため、店頭でもドコモオンラインショップでもどちらでも購入可能な端末・契約状況なら、オンラインショップのほうがオトクだ。
 
ドコモオンラインショップは、9月1日から事務手数料を完全無料化。MNPでも手数料無料になるので、一旦、
他キャリアに移ったユーザーのドコモへの出戻りが増えるかもしれない

 今回の契約事務手数料完全無料化は、ECの強化と同時に、スマホに関する知識の豊富な層や、節約派をオンラインショップへと振り向け、残ったITリテラシーの低い層をキャリアショップで吸収するという、ショップの人手不足対策、混雑・クレーム対策の一環ではないかと推測する。

 auオンラインショップ、ソフトバンクショップの場合は、店頭と同様、契約事務手数料がかかるが、一部のショップで設定されている「端末代金の頭金(店頭販売手数料)」は請求されないので、その分だけ安くなる。オンライン購入・自宅受け取りなら、興味のないオプションサービスの加入を強制されないというメリットもある。
 
オンラインショップなら24時間いつでも注文でき、自宅で受け取れる

 ソフトバンクの「AQUOS zero」、ソフトバンク/ドコモの「Google Pixel 3/Pixel 3 XL」、auの復刻したデザインケータイ「INFOBAR xv」など、キャリア限定モデルに魅力を感じ、いま使っているキャリアから乗り換えを検討している人は、年々便利になるキャリアのオンラインショップもチェックしてみよう。(BCN・嵯峨野 芙美)