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【実売分析】PC不調でも液晶ディスプレイ販売は好調、サイズも大型化

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2018/07/03 17:30

 家電量販店・PCショップ・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」に基づき、チャートやビジュアルでわかりやすく最新の販売動向を示す「monoChart(モノチャート)」から気になるアイテムをピックアップ。今回は、液晶ディスプレイ(LCD)を取り上げる。

「18インチ以上24インチ未満」がボリュームゾーン

 PC市場では、PC本体の販売は低調に推移しているが、デスクトップPCやノートPCに接続する液晶ディスプレイの販売台数はここ数年増加傾向にある。液晶ディスプレイの販売が最も集中するのは年末年始商戦期で、それに春の新生活商戦期、夏ボーナス商戦期と続くが、春夏の端境期にあたる5月・6月の推移をみても、2016年より17年、17年より18年の販売台数のほうが多くなっている。
 

 画面サイズ別の販売台数構成比をみると、「18インチ以上24インチ未満」が半数近くを占め、ボリュームゾーンとなっている。ただし、年末年始の商戦期には、より大画面の「24インチ以上」の構成比が若干高まる傾向にある。また、過去2年分のデータをさかのぼると、画面サイズは大型化の傾向にある。
 
2016年4月~2017年4月(上)と、2017年5月~2018年5月(下)の比較

 液晶ディスプレイは、PC本体と比較して高い伸びを示していることから、1台のPCに複数台のディスプレイを接続するマルチモニタ環境を展開するユーザーや、ノートPCにディスプレイを外付けして使用するユーザーが増えている可能性が考えられる。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。