大型の格安4Kテレビが続々登場、小型需要に変化は?

 ゲオドン・キホーテは、それぞれに格安4Kテレビを売り出す。新生活需要で20型から30型台の小型ハイビジョン対応テレビが人気だが、それに近い価格帯で大型の4Kテレビが購入できるとなれば、非常にリーズナブルだ。

 ゲオは、43V/49V/50V型の3モデルを4月28日から発売する。製造するグリーンハウスの「4K/HDR対応49V型液晶テレビ」は、税別価格が4万9800円。ハイエンドクラスのテレビと同様、コントラスト比の高いメリハリのある映像を再現するHDRに対応する。このほか、「EAST 43V型4K対応液晶テレビ」を税別価格4万3800円、「EAST 50V型4K対応液晶テレビ」を4万9800円で販売する。
 
ゲオが発売するグリーンハウス製の「4K/HDR対応49V 型液晶テレビ」

 一方のドン・キホーテは、「HDR対応 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ(60型/55型/50型)」の3モデルで、5月1日から予約を受付ける。税別価格は60型の「LE-6001TS4KH」が8万9800円、55型の「LE-5501TS4KH」が6万4800円、50型の「LE-5001TS4KH」が5万4800円。
 
ドン・キホーテの格安4K液晶テレビ

 一方、家電量販店ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」をみると、3月の薄型テレビ販売台数ランキングで最も人気だったのは、シャープが2017年9月に発売した32型のハイビジョン対応液晶テレビ「AQUOS (LC-32S5)」だ。
 
2018年3月の薄型テレビ機種別販売台数ランキング(PB除く)

 LC-32S5を家電量販店で購入する場合は、4万円台から5万円台。ゲオの4Kテレビと近い価格帯で販売している。価格があまり変わらないとなれば、小型テレビから4Kテレビに乗り替えることで、18年12月から始まる4K・8Kの本放送に今から備えておくのも選択肢としてアリだろう。