パナソニックは、6月発売予定の縦型洗濯機乾燥機の新製品「NA-FW120V1」、縦型全自動洗濯機「NA-FA120V1」の製品発表会で、洗濯機市場の最新動向を解説した。

休日まとめ洗い・大物洗いニーズで大容量化が進む

 日本電機工業会(JEMA)のデータによると、2017年の白物家電の国内出荷額は20年ぶりの高水準となり、洗濯機は前年同期比102.7%(3277億円)と好調だった。

 洗濯機全体の販売台数の8割以上を占める縦型洗濯機は、大容量化が進んでいる。パナソニックの調べによると、ノンインバーターを除く、全社の縦型洗濯機の容量別構成比の推移をみると、12年にはわずか2%だった「10kg以上」の台数構成比は17年には約24%に達し、18年には約26%まで上昇すると予測する。一方、「7kg」と「9kg」の比率は、年々下がりつつある。
 
 

 この理由について、パナソニック洗濯機マーケティング企画担当の阿部彩氏は、「縦型洗濯機を所有している共働き世帯子育て世代を対象に当社が実施したインターネット調査では、約92%が『ほぼ毎日洗濯している』と回答している。1日あたりの洗濯回数は平日でも2回以上が約45%、休日は約59%。共働き世帯の増加で、休日にまとめて洗濯する家庭が増えているため、大容量化が進んでいる」と分析する。
 
 
1日あたりの洗濯回数の多さも負担につながっている

 また同調査で、縦型洗濯機購入意向者に重視するポイントをきくと、洗浄力の高さに次いで節水・節電性能、大容量、洗濯槽のカビ除去・予防付き、汚れがたまりにくい、といった項目があがったという。日々のランニングコストに関わる、節水・節電性能に対するニーズも強い。

 パナソニックの新製品は、温水専用ヒーター式の「温水泡洗浄W(ダブル)」を搭載し、最大洗濯容量12kgの大容量にも関わらず、使いやすさとデザイン性を両立させた設計。シルバーボディで、「洗濯は女性の仕事」といった固定概念の払拭も狙っているという。税別の実勢価格は、乾燥機能付きの「NA-FW120V1」がシルバー1色で26万円前後、「NA-FA120V1」はシルバーとホワイトの2色で20万円前後の見込み。(BCN・南雲 亮平/嵯峨野 芙美)