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ローランド、高級ヘッドホンメーカー「V-MODA」を子会社化、輸入販売事業も開始

経営戦略

2016/08/15 17:46

 ローランドは、8月9日、ダンス・ミュージック分野で定評のある米国の高品質ヘッドホンメーカーのV-MODA(Val Kolton代表取締役)の株式を取得し、子会社としたことを発表した。


世界の著名DJが愛用する人気ブランド「V-MODA」

 V-MODA社は、2005年に人気DJのVal Kolton氏が設立した。音にこだわった「V-MODA」のヘッドホンは市場で高い評価を得ており、特にフラッグシップモデルの「Crossfade M-100」は、イタリアのミラノ・デザイン、優れた耐久性、バランスの取れた豊かな重低音と柔らかな高音域の音質、ユーザーの好みで素材や色を選べる3D彫刻パーツでのカスタマイズなど、さまざまな面で、世界中のDJやオーディオファンに支持されているという。

 主な製品ラインアップは、「Crossfade M-100」のほか、ワイヤレスタイプの「Crossfade WIRELESS」、オンイヤータイプの「XS」、インイヤータイプの「ZN」など。日本国内での取り扱いは、2016年秋から順次開始する。
 

「Crossfade M-100」の高音質、耐久性をワイヤレスで実現した「Crossfade WIRELESS」

 V-MODA社をグループ企業に加えることで、ヘッドホンメーカーとしての高い開発力、デザイン力、そして熱狂的なファンとのつながりをさまざまな分野に活かし、将来的には、既存事業との相乗効果によって、電子楽器の魅力をさらに高めていくことを目指す。

 また、ローランドは、日本市場での新規事業として、音楽や楽器と親和性が高く、海外で評価の高いヘッドホン、イヤホン、スピーカー、マイクなど、海外ブランド製品の輸入販売を9月下旬に開始する。
 

輸入販売を開始する3ブランド

 「Aston Microphones」のマイクとリフレクションフィルター、「Audiofly」のヘッドホン、イヤーモニター、「Munro Sonic」のモニタースピーカーの3ブランドの製品を販売し、国内での事業拡張を図る。