PCやデジタル家電を使っている人にとって、電源トラブルは大敵である。例えば、停電。電力の使い過ぎによるブレーカー落ちだけでなく、落雷や事故など、原因はさまざまだ。まだまだ寒さが厳しいいまの季節は、豪雪による停電なども発生するかもしれない。

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 突然、停電したとき、最も影響を受けやすいのがPCだろう。停電が発生すると、作業中のファイルは保存されず、それまでの労力が水の泡になってしまう。最悪の場合には、HDDが故障して、保存していた写真や音楽、動画、住所録などの大切なデータが消失してしまう可能性もある。また、PCだけでなく、レコーダーや録画機能付きのテレビなど、HDDを搭載した機器の故障の原因にもなる。

 停電以外の大きな電源トラブルとして、「雷サージ」がある。雷が落ちたときに、屋内の電源線から機器に高電圧の電流が流れ込む現象だ。これによって、コンセントに接続された電子機器が故障してしまう恐れもある。

4年連続で「BCN AWARD」のUPS部門No.1に輝いたシュナイダーエレクトリックの製品

電源トラブルの予防にはUPS



 停電や雷サージなどの電源トラブルからデジタル製品を守ってくれるのが、UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)だ。UPSとは、バッテリを内蔵した補助電源で、コンセントとデジタル製品の間に接続して利用する。停電などによって、コンセントからの給電がストップしたときに、バッテリから電力を供給し、PCやデジタル家電などを正常に終了する時間を与えてくれる。また、多くのUPSは雷サージ対策機能を搭載し、落雷による製品の故障を防ぐ。

UPS市場をけん引する「APC」ブランドが今年もAWARD獲得



 そのUPSで「BCN AWARD 2012」UPS部門の最優秀賞を獲得したのが、APCブランドでUPS製品を展開するシュナイダーエレクトリックだ。54.5%の年間シェアという圧倒的な強さで市場を制した。APCブランドとしては、UPS部門で4年連続受賞を果たした。世界中のIT企業やデータセンターに電源関連のソリューションを提供してきた実績が、同社への信頼につながっている。また、東日本大震災によってUPSの需要が増した2011年には、自社ウェブサイト、カタログでの利用シーンに合った細かな解説や、さまざまな問い合わせへの対応を通し、UPSの正しい使い方を広めるなど、その誠実な企業姿勢もユーザーからの支持につながった。

2011年 UPSメーカー販売台数シェア

「BCNランキング」2011年1-12月 月次合算<最大パネル>

利用シーンや規模に合わせた豊富なラインアップ



 「APC」ブランドのUPSは、種類が豊富。エントリモデルから長時間の電源バックアップが必要なSOHO向けモデル、そして大規模な法人向けまで、あらゆるニーズに応える製品を揃えている。

 最も売れた製品が「SurgeArrest 雷ガードタップ+電源バックアップ」だ。実勢価格は5000~6000円台と購入しやすい価格帯で人気を得た。4口のコンセントのうち、2口が電源バックアップ機能を搭載し、すべてのコンセントが雷サージガードに対応している。

SurgeArrest 雷ガードタップ+電源バックアップ

 本格的な機能を備えながら、使いやすいUPSを探しているなら、「APC RS 550」に注目だ。6口のコンセントを搭載し、そのうち3口が電源バックアップ機能付き。正面の液晶ディスプレイには、本体の稼働状況や消費電力、バッテリ残量を表示し、UPSの状態がひと目でわかる。また、UPS管理ソフト「PowerChute Personal Edition」が付属し、停電時に自動で休止状態に移行することでデータの破損を防いでくれるのが頼もしい。

APC RS 550

電力供給不足への懸念から震災後に新たな需要



 2011年、UPSの市場は前年比で145%に拡大した。その理由は、3月に発生した東日本大震災だ。地震や津波による原発の停止や火力発電所の被災によって、東日本の電力供給が不足。復興地域に電力を送るための計画停電が実施された。いつ停電するかわからないという危機感から、緊急時にPCやネットワークを保護してくれるUPSの需要が急増した。

 そんななかシュナイダーエレクトリックは、2011年6月に、「APC RS XL 500」を投入した。液晶ディスプレイを搭載した「APC RS」シリーズをベースに、100Wの機器を67分間バックアップする長時間駆動を実現。さらに、拡張バッテリパック(BR24BPG-JP)を接続することで、連続稼働時間を延ばすこともできる。

APC RS XL 500(右)と拡張バッテリーパック

 さらに、長時間の電源バックアップを必要とする人に向けて、6月に「APC Smart-UPS XL 500」を発売した。100Wのデジタル製品なら155分間もの長時間バックアップができる。一般家庭の電源と同じ正弦波出力なので、エントリ向けのUPSでは利用できない蛍光灯や扇風機などの家電製品も動作させることができる。「APC RS XL 500」同様、拡張バッテリパックを増設できるのも便利だ。バッテリパックを一つつなげれば、消費電力300Wのデジタル製品が180分以上連続稼働できる。

APC Smart-UPS XL 500(右)と拡張バッテリーパック

 ユーザーからの厚い信頼と、あらゆるニーズに応える豊富なラインナップで、4年連続UPS部門を制覇したAPCブランドのシュナイダーエレクトリック。2012年も市場を席巻するのは間違いない。(フリーライター・星政明)


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