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「CES 2011」を振り返って――次世代製品がずらり、スレートの可能性が広がる

特集

2011/01/18 19:40

 1月9日に閉幕したコンシューマエレクトロニクス関連で世界最大の展示会「2011 International CES(CES 2011)」では、世界の大メーカーたちが次世代の製品を披露。基調講演や記者会見でも、近未来のデジタルライフを描いてみせた。今回のCESを振り返る。

米国ラスベガスで開催された「2011 International CES」

 開幕前日の1月5日は、パナソニックやシャープ、ソニーなど、日本のテレビメーカーによる記者会見ラッシュだった。発表の多くは薄型テレビの新製品で、3Dテレビの大画面化などが大きなトピックスだった。

パナソニックが発表したスマート端末「ビエラ・タブレット」

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 開幕前夜の基調講演は、毎年、最も人気のあるプログラム。今年は、マイクロソフトのスティーブバルマーCEOが登場した。

マイクロソフトのスティーブバルマーCEO

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 1月6日、いよいよCES開幕。各社の展示のほか、主催団体であるCEA(米国家電協会)のゲイリー・シャピロ会長兼CEOや、大手メーカーによる基調講演が目白押しだった。

CEAのゲイリー・シャピロ会長兼CEO

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 主要メーカーのブースには、新製品や発売を控えた製品がずらり。とくに、スマートフォンやタッチパネルを備えたスレートなど、モバイル端末を披露するブースが多く、テレビとの連携をアピールする姿が目立っていた。また、話題の3Dは、テレビだけでなく、ゲームなどの体験コーナーが大人気だった。

 「ビエラ・タブレット」などに萌芽がみられるように、スレートがテレビをはじめとする家電製品全般と連携し、それらのコントロールタワーになっていけば、われわれの生活は確実に変化する。デジタルは新しいライフスタイルをつくる――そんなことを実感する展示会だった。

パナソニックブースの3Dテレビのデモには圧倒された

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