「iVDR」という言葉を聴いたことがあるだろうか。デジタル放送の録画やダビング、ムーブが可能な、コンテンツ保護技術に対応したリムーバブルHDDの規格だ。大容量かつコンパクトで、ユーザーからの評価は高い。そして、このiVDR規格に対応した製品が、マクセルの「iV(アイヴィ)」だ。

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「iV」なら、小さなボディに長時間録画が可能



 「iV」については、日立製作所の薄型テレビ「Wooo」で利用できるカセット型のHDDといえばピンとくるかもしれない。使い方はいたってシンプル。「Wooo」が搭載する専用の差込口「iVポケット」に接続すれば、準備は完了。あとは「Wooo」のリモコンにあるボタンを押すだけで、テレビ番組を画質・音質を損なうことなく録画できる。

 「iV」の特徴は、コンパクトなボディにたくさんの番組を保存できること。本体サイズは幅80×高さ110×厚さ12.7mmと手のひらサイズ。容量別に160GB、250GB、320GBの3モデルを用意し、320GBモデルでは、1層式のブルーレイディスク(BD)約13枚分、DVD68枚分の番組を録画することができる。また、独自の緩衝フレームにより衝撃に強いうえ、重さ145gと軽量で持ち運びやすいこともポイント。


 データの転送速度にも注目だ。一般的に、HDDから外部メディアへのダビング中は、番組の録画や再生などができず、不便に感じることが多い。しかし、「iV」はそんな問題とは無縁。「Wooo」から「iV」への転送速度は最大726Mbps。BD-REの2倍速に比べて、およそ10倍の速度で番組をダビング可能だ。2時間の番組でも、所要時間はおよそ5分と短く、ストレスなくダビングできるのがうれしい。


 さらに、前述のように「iV」の録画準備は「Wooo」に接続するだけ。つまり、取り替えが簡単なため、ドラマやスポーツ、ニュースなど、番組のジャンルごとにカセットを変更して、オリジナルの映像ライブラリを簡単に作ることができるのだ。また、「iV」内でフォルダ分けをすることもできるので、見たい番組をすぐに探しだすことができる。家族ひとりひとりが自分専用の「iV」を持ち、自分だけのライブラリを作る、といった活用の仕方もある。趣味や家庭環境にあわせて自在に活用できる高い自由度があるのだ。


プレーヤーを利用すれば、「iV」がもっと便利に!



 そして、そんな「iV」の魅力をさらに広げる機器がある。それが、「iV」専用のスロットを搭載し、「Wooo」以外のテレビでも、「iV」に保存した番組を再生可能にしてくれる「iVマルチプレーヤー」だ。HDMI端子に加え、D端子、Sビデオ端子、コンポジットビデオ端子を搭載し、ハイビジョン対応テレビからアナログのブラウン管テレビまで、あらゆるテレビで「iV」の番組が再生できる。

iVマルチプレーヤー

 家庭内に複数のテレビがある場合、例えばリビングの「Wooo」で録画した番組を、別の部屋のテレビで鑑賞するといった使い方ができるほか、プレーヤー本体の重さが420gと軽量なので、「iV」と「iVマルチプレーヤー」を友人宅に持ち込んで上映会を開く、などといった楽しみ方もできる。



 また、「iVマルチプレーヤー」をUSB端子でPCと接続すれば、「iV」をPC用の外付けHDDとしても利用できる。さらに、PCから「iV」にコピーした動画や音楽ファイルの再生に対応し、自作の動画やインターネットで入手したライセンスフリーのコンテンツを、テレビの大画面で楽しむこともできてしまう。

 LAN端子を搭載している点も見逃せない。「iVマルチプレーヤー」と同じネットワーク内のPCにある動画ファイルを再生することができ、メディアステーションとしての役割を果たしてくれる。対応ファイル形式は、動画がMPEG1/MPEG2/MPEG4/WMV9/H.264、音楽ファイルがMP3/WMA/LPCM/AACと多彩な点も頼もしいかぎりだ。

 マクセルでは、「Wooo」以外のテレビで「iV」に直接録画が可能なレコーダーの発売を視野に入れているという。このレコーダーは、将来的にはアクトビラコンテンツに対応することも予定されているらしい。丈夫でコンパクト、かつデータをたっぷり保存できる「iV」と、プレーヤー・レコーダーを組み合わせることで、テレビライフは今よりもっと楽しいものになるだろう。テレビ録画生活を充実させてくれる「iV」には、今後も注目が集まりそうだ。(ITライター・星政明)