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ノートで堪能オンラインゲーム! オススメのゲーミングPCあれこれ

特集

2008/10/16 10:54

 PCでオンラインゲームを楽しむユーザーが増えてきた。ゲームだけではなく、チャットなど、ユーザー同士でコミュニケーションを取れるのがその人気の理由のようだ。そこでオンラインゲームを快適にプレイできる、「ゲーミングPC」を取り上げ、最近のイチ押しモデルを紹介しよう。

●「ゲーミングPC」ってナニ? 普通のPCとどこが違うの?

 最近人気の3Dオンラインゲームというと、「リネージュ 2」「ファイナルファンタジーXI」などがある。グラフィックがとても美しく、草原の風景など、まるで映画のワンシーンのようだ。

 しかし、PCに性能の低いチップセット内蔵ビデオ機能しか搭載していない場合、このグラフィックの美しさは半減してしまう。背景やディテールが表示されなかったり、時には動作が止まってしまうこともある。これは画像を処理しきれない時に起こる現象だ。

 きれいな映像を表示させようとするなら、グラフィックボード(ビデオカード)を搭載したPCが必要になる。このグラフィックボードを搭載し、PCゲームが快適にプレイできるよう、スペックを整えたPC、それが「ゲーミングPC」だ。

 また、映像機能だけではなく、高スペックのCPUを搭載したり、メモリを多めに搭載しているPCもある。このほか、Windows Vistaに対応していないPCゲームも多いため、あえてWindows XPを搭載しているモデルも多い。

 なんだか特別製のように感じてしまうが、ゲーミングPCはテレビやDVDなど動画を視聴するのにも向いている。映像の処理速度が速く、フルハイビジョンの映像でも滑らかに再生できるからだ。

●10-15万円から手に入るゲーミングPC

 ゲーミングPCと言うと、これまではハイスペックを実現するため、また拡張性があるため、デスクトップタイプのものが多かった。しかし、遊ぶために大きなデスクトップPCを購入するにはためらいがある人も少なくないだろう。最近は、15-17型程度のゲーミングノートPCも登場している。そこで、ゲーミングノートPCをいくつか紹介しよう。

 高そうなイメージがあるゲーミングPCだが、10-15万円程度のモデルもある。九十九電機やドスパラソフマップなどのPC専門店なら見つけられるだろう。近くにお店がなくてもwebサイトでも販売しているので、ちょっとのぞいてみてはどうだろうか。

 

 10-15万円のモデルでは、マウスコンピューターの「NEXTGEAR-NOTE M550W」シリーズがある。15.4型ワイド液晶を搭載するほか、グラフィックボードにNVIDIAの「GeForce 9600M GT」を採用する。DVDスーパーマルチドライブも装備する。

「NEXTGEAR-NOTE M550W」シリーズ


 カスタマイズに対応しており、CPUやOS、メモリ、HDDの変更が可能。例えばWindows XP Home Edition、Core 2 Duo P8400(2.26GHz)、2GBメモリ、160GBのHDDを搭載したモデルで、価格は13万9860円。充分にゲームを楽しめるスペックのPCを14万円以下で購入できるわけだ。なお、「NEXTGEAR-NOTE M550W」シリーズはHDDの代わりに衝撃に強いSSDを搭載することもできる。

 「ドスパラ」を運営するサードウェーブは、15.4型液晶を搭載した「Prime Note Galleria MV」を販売している。メモリやHDDだけではなく、液晶パネルの解像度も選択可能で、1440×900ドット(WXGA+)、1680×1050ドット(WSXGA+)から選ぶことができる。

Prime Note Galleria MV


 価格はCore 2 Duo P9500(2.53GHz)、GeForce 9600M GT、Windows XP Home Edition、2GBメモリ、160GBのHDDを搭載し、1440×900ドット液晶を装備したモデルで14万5980円。2層書込み対応のDVDスーパーマルチドライブも装備する。

 このほか、PC専門店で販売しているゲーミングPCは、スペックのカスタマイズに対応しているモデルが多く、メモリやHDDの増量や、CPUの変更などができる。満足できるまでスペックを盛り込んでしまおう。

●ちょっと高めの推奨スペックPC、オマケもついてお買い得?

 PCゲームを始めたいが、どの程度のスペックが必要かわからない人には、推奨スペックPCを選ぶのも手だ。推奨スペックPCとは、ゲームソフトメーカーが示した各ゲームタイトルの推奨環境を満たしたスペックを持ち、さらにソフトメーカーが動作検証を行ったPCのこと。新ゲームソフトの発売と同時にPCメーカーから発売されることが多い。

 

 例えばユニットコムは、カプコンのアクションゲーム「Devil May Cry 4」推奨のノートPC「Lesance GSN619GW TYPE-R-DMC4」を販売している。液晶サイズは15.4型ワイドで、1920×1200ドットのフルHD表示が可能。グラフィックボードにGeForce 9800M GTS 512MBを搭載する。価格はWindows Vista Home Premium SP1、Core 2 Duo T9400(2.53GHz)、2GBメモリ、250GBのHDDを搭載して、22万4980円。

Lesance GSN619GW TYPE-R-DMC4


 推奨スペックPCでは、ゲームタイトルとタイアップして、ゲームキャラクターをデザインしたマウスや、壁紙、ゲーム内で使えるアイテムなどの特典を同梱するモデルもある。

 ゲーミングPCは、スペックを重視しているので、ゲーム以外の用途でも充分活躍してくれるだろう。ただ、Officeなどのソフトがついていないことが多い。メインPCとして使用したい場合は付属ソフトをチェックして、足りない場合はカスタマイズなどで追加しておこう。(BCN・山下彰子)