一般のPCユーザーにも普及しつつある無線LAN。PC以外の対応機器も増えてきた。無線LANを導入することで、デジタル生活はどのように便利になるのだろう。

PCだけじゃない! さまざまな機器が対応

  家やオフィスなど、狭い空間で複数のPCや周辺機器を接続したネットワーク「LAN」(Local Area Network)。このLANをケーブルなしで構築したのが無線LANだ。街を注意して歩けば、「無線LAN使えます」といった看板や表示を見かけることが多い。無線LAN環境は急速に普及している。

 無線LANに対応する機器は、これまでノートPCや周辺機器がほとんどだった。例えば、無線LAN対応のプリンタだ。エプソンの「Colorio PM-T990」は、1台で複数台のPCとワイヤレスで接続し、それぞれのPCから印刷することができる。

  しかし、最近はPCや周辺機器だけでなく、さまざまな機器が無線LANに対応し、より便利に進化している。

撮った写真を複数のカメラで共有

  無線LANで便利になった機器のひとつが、デジタルカメラだ。ニコン「COOLPIX S50c」は、ウェブサーバに直接アクセスして本体内の写真を転送し、保存することができる。保存した写真はメモリからから消去できるので、撮影時にメモリの残量を気にする必要がないのがメリットだ。

  また、ソニーの「Cyber-shot DSC-G1」は、G1同士を接続すれば、お互いが撮影した写真を共有することもできる。旅行や結婚式などのイベントで、ほかの人と写真をその場で簡単に交換できて便利だ。



PCの音楽を好きな場所で好きなときに

  無線LANに対応したスピーカーも登場した。ソニーの「WA1」は、PCの音楽ソフトに登録した曲をワイヤレスで再生するスピーカーユニット。自分の部屋にあるPCの曲をリビングで聞くこともできるので、家の中の好きな場所で好きなときに楽しめる。


「DLNA」でコンテンツを自由に楽しむ

   ネットワーク機能を備えたAV機器も増えている。代表的なネットワーク機能として挙げられるのが、機器同士をLANで接続し、映像や音楽、写真などを共有する「DLNA」(Digital Living Network Alliance)だ。リビングのレコーダーで録画したアニメを子ども部屋のPCで再生する、といったことができる。DLNAと無線LANに対応したDVD・HDDレコーダーとしては、I・Oデータ機器「AV-LS300DW」がある。

携帯ゲーム機の可能性を広げる無線LAN

 DLNA以外にも、ネットワーク経由で機器同士を接続して映像を楽しむ方法としては、ソニーの「ロケーションフリーテレビ」がある。無線LAN対応の「ロケーションフリーベースパック」をリビングのテレビアンテナと接続すれば、専用ソフトをインストールしたPCや携帯ゲーム機「PSP」を使って、家の中の好きな場所でリビングのテレビやDVD・HDDレコーダーの映像を楽しめる。PSPは防水ケースに入れればお風呂で楽しむこともできるので、長風呂でテレビを見るのにピッタリだ。

 この「PSP」や、任天堂の「ニンテンドーDS Lite」など、最新の携帯ゲーム機は無線LAN機能を備え、ネットワーク対戦を楽しむことができる。体験版ソフトをダウンロードして遊んでみよう。




Skype対応のモバイル機器が登場

 無線LAN対応機器の変り種としてはソニーの「mylo」がある。これは液晶画面とキーボードを搭載した通信機器で、インターネット閲覧やメールができるだけでなく音声通話ソフト「Skype」に対応し、無線LAN環境なら「Skype」で通話ができる。サイズは携帯ゲーム機並みのサイズで「外でインターネットやメールをしたいけど、PCは持ち歩きたくない……」といった人におすすめだ。