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デジカメからプリンタまで
初の「デジタル4冠」を達成


 キヤノン販売がデジタルカメラ、スキャナ、プリンタ(インクジェット、ページ)で、いずれもシェアNo.1を獲得し、「デジタル4冠」に輝いた。光学、メカニカルの両系統をすべて内製化できる先進的な技術力が、ユーザーの支持を得たといえる。



■映像エンジンに絶対の自信

 キヤノン販売は、光学、メカニカル、画像処理、半導体などのキーコンポーネントをすべて自社開発できる唯一のカメラメーカーだ。その強みを生かして、映像の入力(デジカメ)から出力(プリンタ)までを連携させた複合的な活用提案をユーザーに訴え4冠を獲得した。
 激戦区のコンパクトデジカメでは昨年10月、新「IXY DIGITAL」シリーズを投入した。このうち、「IXY DIGITAL 50/40」には、同社の一眼レフデジカメ「EOS-1D
Mark ?」で鍛え上げられた映像エンジン「DIGIC ?」を、コンパクトデジカメとしては初めて搭載。これにより、起動時間やAFスピード、再生速度が向上し、色再現性や解像度、ホワイトバランスの性能もアップした。
 コンパクトデジカメは、競争が激化するなかで、どのメーカーも高画素化やCCD系の高速処理化、液晶の大画面化、薄型化を指向している。だが、「高画質の画像を再現するための映像エンジンを完全に自社開発できるのは当社を含めたごく一部のメーカーだけ。当社エンジンの性能・処理能力の差は歴然」(キヤノン販売の芦澤光二・常務取締役)と、技術力に絶対の自信を示す。 
 技術へのこだわりは、全てのデジカメを国内の最先端工場で生産する姿勢にも表れている。国内生産拠点である大分キヤノンは05年1月、新工場を稼動させた。新工場棟では、基板実装やレンズ部品加工などキーコンポーネントを生産。部品の内製化と物流業務の合理化によって、タイムリーな供給で広範な需要を取り込めるようになった。

■高画質で撮り、高画質で出力

 同時に、インクジェットプリンタでも激戦を制してナンバー1を獲得した。
 昨年10月に発売した「PIXUS」シリーズでは、自動両面印刷の使い勝手や前面給紙機構、黒を基調としたスタイリッシュなボックス型の筐体デザインが人気を得た。さらに写真の色彩と美しさを持続させる機能も大幅に強化。
 これによって、キヤノンのデジカメ「IXY DIGITAL」で撮影した写真を、「PIXUS」で印刷するというオールキヤノンの提案が、新しいデジタルフォト環境をめざすユーザーに一層強い説得力をもつようになった。また、高画質フォトプリントを好む?ハイアマ?ユーザーに支持されたことも、4冠の獲得につながったといえる。
 キヤノン販売は今後も、入力(デジカメ)から出力(プリンタ)まで自社開発製品を強化し、家庭で写真を簡単に印刷するホームプリンティング市場で、一貫した製品購入を消費者に促していく。(フリーペーパー「月刊BCNランキング」創刊準備号掲載)