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おすすめのネックスピーカーを厳選紹介! メリットやデメリットもずばり解説

暮らし

2022/08/23 19:00

 同居する家族や周りの住人にはばかって、テレビ番組やゲームの音声を小さめにして聞いているというケースは多いのではないだろうか。イヤホンやヘッドホンでは音の開放感が得られないという不満におすすめなのがネックスピーカーだ。首からかけて利用することで音量を上げなくても迫力ある音を楽しめる。

音の開放感があるネックスピーカー

ネックスピーカーのメリットとデメリット

 まずはネックスピーカーのメリットとデメリットを解説しよう。
 
ネックスピーカーのメリットとデメリットは?

音に開放感がある 

 耳を完全に塞ぐイヤホンやヘッドホンの場合、どうしても音が狭い空間の中で鳴っているように聞こえてしまう。もちろんイヤホンやヘッドホンに良いところはあるが、部屋全体を音で満たすスピーカーに比べると圧迫感があるのは事実だ。

 これに対してネックスピーカーは耳を塞がずに利用できるため、スピーカーのような開放感を得ることが可能。イヤホンやヘッドホンをつけると耳に違和感を覚えたり痛みを感じたりする人におすすめだ。

周りの音を聞き取れる

 耳を塞いでしまうイヤホンやヘッドホンは、周りの音が聞こえない点もデメリットの一つだ。特に音楽などを聴いている場合は聞こえづらく、インターホンの音や家族の呼びかけに気づかないこともあるかもしれない。

 ネックスピーカーの場合は音楽を聴いていても周りの音が比較的聞こえやすい。音楽などを楽しみながらも周りに気を配りたい人にピッタリといえる。

盛大に音漏れする

 一方、ネックスピーカー最大の欠点は音漏れ。耳に近いとはいえ、耳から離れた場所から音を届けるため、どうしても周りに音が漏れてしまう。電車やバスの中で使うのを避けるべきであり、屋外でも使用が難しいことがあるだろう。

 音漏れを気にするシチュエーションではイヤホンやヘッドホンの使用をおすすめしたい。

ワイヤレス接続の場合は音の遅延に注意

 ワイヤレス接続タイプのネックスピーカーの場合、音の遅延に注意してほしい。スマートフォンやPCで動画再生やゲームをやりながら使用した場合、画面に対して音が遅れて聞こえ、違和感を覚える可能性がある。

 特にBluetoothで接続するネックスピーカーの場合、Denonによれば標準的なSBCというコーデックでは200msから300ms程度の遅延が発生するという 。これは60fpsの動画やゲームに換算すると3フレームから5フレーム程度の遅れであり、気になる人もいるだろう。

 遅延を減らすには有線接続のものを利用するか、Bluetooth接続であればaptXやaptX Low Latencyと呼ばれる遅延の少ないコーデックに対応したものを選びたい。なお、これらのコーデックの使用には再生機器の対応も必要だ。

おすすめのネックスピーカー厳選3選

 数あるネックスピーカーのなかから、ほかにはない特徴を持つおすすめの3製品をご紹介しよう。

空間オーディオ対応の臨場感! ソニー「SRS-NS7」

 「SRS-NS7」はソニーの立体音響技術「360立体音響」に対応したネックスピーカー。ネックスピーカー一つで七つつのスピーカーに囲まれているかのような、いわゆる「空間オーディオ」を楽しめる(対応する再生機器が必要)。
 
SRS-NS7

 バッテリ駆動時間の長さも自慢で、フル充電で約12時間利用可能。動画の一気見でも安心だ。防滴仕様なので料理をしながら音楽を楽しむこともできる。

FF14のサウンドチームと共同開発! パナソニック「SC-GN01」

 ゲームをネックスピーカーとともに楽しみたい人におすすめなのがパナソニックの「SC-GN01」。人気ゲーム「ファイナルファンタジー14」のサウンドチームと共同開発されており、ゲームに最適化された音を楽しめる。
 
SC-GN01

 本体には四つのスピーカーを搭載し、現実世界で音が鳴っているかのような音を楽しむことが可能。サウンドモードにはRPGモード、FPSモード、ボイス強調モードを搭載するこだわりぶりだ。有線接続のため音の遅延やバッテリの持ち時間を気にする必要がないのも、ゲームに長時間集中するための仕様といえる。

単体で音楽再生可能! オーディオテクニカ「AT-NSP300BT」

 オーディオテクニカの「AT-NSP300BT」はmicroSDカードスロットを本体に装備し、本体だけで音楽などを聴ける。わざわざスマートフォンやPCとペアリングすることなく利用できるため、音楽はもちろん語学学習にもおすすめだ。
 
AT-NSP300BT

 BluetoothでスマートフォンやPCなどと接続して利用することもでき、コーデックとして低遅延のaptXやaptX Low Latencyに対応。動画やゲームでも快適に利用できる。約75gと軽く、柔らかい素材でできているため、子どものリモート授業での利用にも適しているといえるだろう。

マイク付きならリモートワークにも活躍   

 マイクが付いているネックスピーカーの場合、リモートワークでも便利に活用できる。長時間になりがちなビデオ会議において耳に負担をかけず、相手の声が聞き取りやすく、かつ周りの音を聞き逃さずに利用可能だ。
 
リモートワークでも便利に活用

 軽量なものを使えばつけっぱなしにしていても気にならないのもうれしい。無線接続の場合はバッテリの持ち時間に注意が必要だが、リモート会議の機会が多い人は検討してみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)
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