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復職率100%へ、ヤフーが企業内保育所「ヒュッテ」を7月2日に開所

経営戦略

2018/06/27 19:00

 ヤフーは、社員の産休・育休後の復職支援・継続就業支援を目的とした企業内保育所「HUTTE(ヒュッテ)」を7月2日に開所する。場所は、本社が入居する東京ガーデンテラス紀尾井町内。業務開始に先立ち、6月26日に開所式を行った。

企業内保育所「ヒュッテ」の開所式

 ヤフーは、短時間勤務や時差勤務、育児休業制度に加えて、育児や介護、看護を行っている社員を対象に週休3日(週4日勤務)を選択できる「えらべる勤務制度」の導入など、子どもをもつ社員のさまざまな働き方を支援する制度を採用してきた。開所式ではヤフー川邊健太郎社長が、「これまでの取り組みによって、現段階では社員の産休・育休後の復職率が96.1%となっている」と説明したうえで、「ただ、課題があった。子どもの預け先が決まらずに職場復帰できない社員や、自宅や職場から離れた保育園に通園させざるを得ない社員が存在しているということだ。すべての社員が働きやすい職場環境を整備するために、ヒュッテを設置することになった。できるだけ早急に、復職率100%を目指す」とアピールした。
 
ヤフーの川邊健太郎社長

 また、ヒュッテは内閣府が進める待機児童の解消と、仕事と子育ての両立支援の計画にもとづく「企業主導型保育事業」の国庫助成金を活用した施設となる。開所式には、内閣府の武川恵子・男女共同参画局長が参加し、「働く女性が増えているなか、今回のヒュッテを含めて保育所を充実させていきたい」との考えを示した。
 
男女共同参加局の武川恵子局長

 ヒュッテは「おはなしとどうぶつ」をテーマに、室内で絵本に登場する動物たちを描いて言葉とモノを結びつけ認識する力を養うほか、東京子ども図書館が選書に協力した約500冊の絵本を配備して「読み聞かせ」プログラムを採用。「都市のオアシス」に認定された東京ガーデンテラス紀尾井町内の野生生物も生息する庭園を散歩コースとし、自然と触れ合うことで、子どもたちが内面的にも豊かに成長することを目指している。また、利用する社員の負担を減らすため、希望者に対してオムツを保育所で用意して洋服や布団などを保育所内で洗濯する「手ぶら登園」も導入する。
 
「ヒュッテ」の室内

 職員数は、保育士3人、保育補助2人、調理員1人の体制。子どもの対象年齢は、月ぎめ保育が0歳児(生後57日)から2歳児まで、一時保育が1歳児~5歳児までとなっている。保育時間は、基本保育が7~18時、延長保育が18~20時。1か月あたりの利用料金は、11時間で6万円、13時間で7万円などに設定している。12人の定員で、開所当初は8人が利用する予定。