東京ゲームショウ(TOKYO GAME SHOW=TGS)2025が9月28日、閉幕した。25日からの4日間、千葉県・幕張メッセで開催された。出展社総数1136社。過去最大だった2024年を上回り、規模は史上最大。47の国と地域から企業・団体が出展しこちらも過去最多。グローバル化も進んだ。毎年足を運んでいるのだが、毎回その勢いと熱気に圧倒される。カメラと映像の見本市CP+よりも、東京モーターショー改め、Japan Mobility Showよりもはるかに「熱い」。
ずらりと並んで新作ゲームを楽しむ来場者
(Electronic Arts Battlefield6 コーナー)
賑わいが加速するゲーミング市場を狙って、ハードメーカー各社の動きも活発だ。つい先日も、日本のゲーミングPCのパイオニアともいえるサードウェーブが、ゲーミングPCブランドの「GALLERIA(ガレリア)」シリーズの刷新を発表。大規模な発表会を開催した。「S Series」「X Series」「F Series」「E Series」の4シリーズに加え、「GSL(=Galleria Special Line)」を新たに展開する。特に「S Series」は、「性能・冷却・造形美、すべてを極めたフラッグシップ。」をコンセプトに掲げた頂点に君臨するシリーズ。AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」を使ったシステム構築も可能だ。ゲームプレイだけでなく、4K以上の映像編集やゲーム開発、3D CG制作などの重いクリエイティブワークへの活用も想定。同社では筐体が光るモデルと光らないモデルを用意し、ゲーミング用途とクリエイティブ用途の双方に対応する。
本体左上に「Xboxボタン」を備えた「ROG Xbox Ally」(左)と
使用感を試す来場者(ASUSブース)
また、「ROG Ally」で、ハンドヘルドのゲーミングPCというカテゴリーを確立したASUSも、Xbox版の携帯型ゲームPC「ROG Xbox ALLY」シリーズを25日から先行展示。来場者の興味を引いていた。ラインアップは「ROG Xbox Ally」と「ROG Xbox Ally X」の二つ。本体カラーがホワイトの「ROG Xbox Ally」は、カジュアルゲームやハイビジョンの720pゲームタイトルに最適化。4コア8スレッドの「AMD Ryzen Z2 A プロセッサ」に16GBのメモリーと512GBストレージを搭載した。また、本体カラーがブラックの「ROG Xbox Ally X」は、フルハイビジョンの1080pゲームなどでも快適に遊べる、よりハイパワーなモデル。8コア16スレッドの「AMD Ryzen AI Z2 Extremeプロセッサ」に24GBメモリーと1TBのストレージを搭載。トリガーボタン自体に振動を伝えるインパルストリガーも備えた。いずれも本体左側に配置した「Xboxボタン」で、Xbox Game Barをすぐに起動。ゲームやアプリの切り替えもスムースに行えるのが特徴だ。