カシオの懐かしのゲーム電卓が「SL-880」として復活、シューティングゲームを再び

新製品

2018/03/22 11:00

 カシオ計算機は、ソーラー対応の「ゲーム電卓 SL-880」を3月23日に発売する。1980年代に一世を風靡した雰囲気を味わえる。価格はオープンで、税別の実勢価格は2000円前後の見込み。


ゲーム電卓 SL-880

 1980年8月に発売したゲーム電卓「MG-880」と同様のルールを採用したシューティングゲームを搭載。ゲームは、画面右側から攻め込んでくる侵略者の数字に、ビーム砲の数字を合わせることで迎撃するシンプルな内容。ビーム砲台(残りライフ数)は3基あり、侵略されるごとに1基ずつ減っていく。得点は侵略者を迎撃した位置によって決まり、撃墜した数字の合計の末尾が「0」になるごとに出現するUFOを撃ち落とすと300点が加算される。
 

シューティングゲームでは、「・」キーを押す回数で標的に含まれる数字に合わせ、
ビーム砲として「+」キーで発射する

 電卓機能は10桁表示で、消費税の税込・税抜計算が簡単に行える税計算機能、前のキーを離す途中で次のキーを押し始めても入力が可能なキーロールオーバー、約6分で自動的に電源が切れるオートパワーオフなどに対応する。電源は、太陽電池とリチウム電池併用のTWO WAY POWER。サイズは幅70.0×高さ8.5×奥行き118.5mmで、重さは電池込みで60g。
 

1980年代に一世を風靡したゲーム電卓 MG-880

 ゲーム電卓の1号機「MG-880」は、ゲーム内容は「SL-880」と同じだが表示桁数は8桁で、消費税導入前だったため税計算機能は非搭載。太陽電池も備えていない。当時は、MG-880の他にも、ボクシングゲーム搭載の機種やベースボールゲーム搭載の機種などがあり、ゲーム電卓は1980年代前半を中心に幅広い層の人気を集めた。