小型・軽量なミラーレス一眼「FUJIFILM X-A5」、高画質・省電力を実現

新製品

2018/02/06 13:00

 富士フイルムは、ミラーレス一眼カメラ「Xシリーズ」の新製品として、「FUJIFILM X-A5」のボディのみを2月22日に、交換レンズ「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」をセットにしたレンズキットを2月15日に発売する。カラーは、シルバー、ブラウン、ピンクの3色。価格はオープンで、税別の実勢価格はボディのみが5万9500円前後、レンズキットが7万4500円前後の見込み。


FUJIFILM X-A5

 コンパクトな本体に、像面位相差AFに対応した有効画素数2424万画素のCMOSセンサ(APS-Cサイズ)と、処理速度を従来機種の1.5倍に向上した画像処理エンジンを搭載したミラーレス一眼カメラ。

 人間の記憶に残る鮮やかな色「記憶色」を実現する色再現技術によって、手軽に高画質な写真が楽しめるほか、人物関連の撮影で役立つオート撮影時のシーン認識精度や「肌色再現」の機能を向上した。

 AF速度は、「インテリジェントハイブリッドAF」によって従来機種の2倍に高速化したほか、ISO感度の常用領域を12800まで拡大している。さらに、省電力設計によって、標準撮影枚数450枚を可能にした。

 本体背面には、3インチの液晶モニタを備えており、液晶モニタを180°回転すると、背面のコマンドダイヤルがズームボタンとシャッターボタンに自動で切り替えられるので、より簡単に自撮りができる。また、瞳を自動検出してピントを合わせる「瞳AF」や、進化した「美肌モード」によって、より高品質な自撮りを実現する。

 動画撮影機能では、4K動画の撮影に対応するとともに、4K解像度で合焦部を変えながら連続撮影した画像を自動合成し、広範囲にピントの合った写真を作れる「マルチフォーカス」機能や、1秒間に15枚の高速連写によって決定的瞬間を高画質で捉えられる「4K連写」、最高4倍速のフレームレートでHD動画を撮影することで滑らかな動画を実現する「HDハイスピード動画」機能などを備えている。

 このほか、Bluetooth low energyとスマートフォン/タブレット端末向け専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を利用した、撮影した写真や動画のスマートフォン/タブレット端末への自動転送、11種類の「フィルムシミュレーション」と「霞除去」「HDR」を含む全17種類の「アドバンストフィルター」、露出補正ダイヤルの調整範囲の拡大など、多彩な新機能が追加された。

 レンズキットに付属する「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」は、レンズ先端から5cmまでの接写が可能で、電動ズーム機能によって滑らかなズームを実現する。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-Iメディアにも対応する。サイズは幅116.9×高さ67.7×奥行き40.4mmで、重さは約361g。