IIJとNextDriveがIoTゲートウェイ機器を開発、個人向けはビックカメラが販売

 インターネットイニシアティブIIJ)とNextDriveは8月29日、スマートメーターの標準通信規格であるWi-SUN通信で接続し、スマートメーターのBルートデータをリアルタイムに取得できる小型IoTゲートウェイ機器「Cube J1(キューブジェイワン)」を共同開発したと発表した。価格はオープンで、税別の実勢価格は1万5000円前後の見込み。


IoTゲートウェイ機器「Cube J1」の製品イメージ

 IIJが国内総代理店となり、29日から電力事業者やスマートハウス事業者などに販売を開始。個人ユーザー向けには、ビックカメラコジマソフマップの一部店舗やオンラインストアで9月7日から販売する。年間の販売目標は5000台。

 電気プラグの形状をした小型な「Cube J1」は、コンセントに差し込むだけで設置が完了。専用のスマートフォンアプリ「Ecogenie」をダウンロードすることで、外出先から電力の使用状況が確認できるなど、HEMSでの活用が見込める。
 

 そのほか、すでに発売されているNextDrive製の温湿度センサ「Thermo Pixi」やモーションセンサ「Motion Pixi」、USBカメラ「Cam」などと接続することで、ホームセキュリティや見守り、室内環境管理などにも応用できる。

 Cube J1は、Wi-SUN通信モジュールを搭載したNextDrive製IoTゲートウェイ機器「Cube J」に、IIJが開発したスマートメーターBルート接続用のソフトウェアを組み込んだ製品。HEMS向けにエコーネットコンソーシアムが策定した通信標準規格のECHONET Lite認証やAIF認証を受けている。