離れて暮らす家族と連絡が取れるぬいぐるみ型ロボット「ここくま」

新製品

2017/01/24 12:34

 イワヤ、NTTドコモ、バイテックグローバルエレクトロニクス(バイテック)、MOOREdoll(ムーアドール)は、通信機能を備え、離れで暮らす家族と音声メッセージで連絡が取れる、ぬいぐるみ型コミュニケーションロボット「コミュニケーションパートナー ここくま」を7月(予定)に発売すると発表した。


「ここくま」本体と専用アプリの画面イメージ

 ぬいぐるみの両手に一つずつボタンがついており、左手に内蔵されたボタンを押しながら話しかけると、スマートフォンなどに音声メッセージを送信でき、右手に内蔵されたボタンを押すと、離れて暮らす家族がスマートフォンの専用アプリに吹き込んだ音声メッセージを聞くことができる。

 専用アプリでは、送ったメッセージの再生の有無などを確認でき、安否確認にも役立つ。また、送信する音声メッセージには、「うれしい」「かなしい」など「ここくま」本体の表情を設定できる。

 「ここくま」本体は、人感センサを搭載しており、人が近づくと天気や季節の話題を話したり、事前に登録したユーザーの名前を呼びかけたりする。

 ドコモは、「おらのタブレット」などで培ったシニア向け端末の開発などの知見を生かして「ここくま」を企画。イワヤが商品製造と販売を行い、バイテックは各社の技術・ノウハウを統合した開発マネジメント、ムーアドールは台湾で提供中のIoTプラットホームとボイスメッセージ技術の提供で協力した。

 全国の百貨店と、Amazon.co.jpなどのオンラインショップで販売する。税別価格は3万4800円で、別途、月額制のサービス利用料が必要。