DJI、最新ドローンを披露、六本木ヒルズで発表会を開催

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2016/03/03 16:34

 DJIジャパン(呉韜社長)は3月3日、フライングカメラPHANTOMシリーズの新製品「PHANTOM 4」の新製品発表会を六本木ヒルズで開催した。


多くの一般客も見守るなか、デモンストレーションが行われた

 ドローンの活用が増えるなか、初心者でも自信をもってドローンを飛ばすことができるように、障害物感知システム、ActiveTrack(アクティブトラック)、TapFly(タップフライ)などの新たな機能を追加。機体操縦や動画/静止画の撮影を簡素化している。

 PHANTOM 4は、すでにDJI JAPANアップルのオンラインストアで先行予約を開始。今後、ビックカメラヨドバシカメラでも販売していく。同製品の販売での具体的な数値目標は明 らかにしていないが、市場価格は対人、対物保険を含み、税込で18万9000円。

 PHANTOM 4は前方2台のカメラで進行方向の3次元情報をリアルタイムに計測。障害物を自動で避け、安全な飛行を可能にする。また、手持ちのスマートフォンやタブ レット端末にDJI GOアプリをダウンロードすれば、動く被写体を追尾し、常にカメラの中央に捉えるActiveTrackテクノロジーを利用できる。

 同社はコンシューマ市場だけでなく、SEKIDOをはじめとする数10社の代理店を通してドローンの法人分野への取り組みも進めている。DJIのアプリ ケーション構築ができるよう、Mobile SDK 3.0、Onboard SDK、Guidance SDKなどのソフトウェア開発キットも提供し、SIerやディーラーがビジネスしやすい環境の構築を目指している。
 


DJI JAPAN呉韜社長とPHANTOM 4

 発表会で登壇したDJI JAPAN呉社長は、「ドローンが各分野で使われ始めインフラとなりつつあるなか、何を提供すればいいかを考えていた。今回のPHANTOM 4はその答えとなる」と新商品への意気込みを語った。
 


右からDJI JAPAN呉韜社長、日本マイクロソフト西脇資哲エバンジェリスト、
ORSO坂本義親社長。

 その後、日本マイクロソフト業務執行役員西脇資哲エバンジェリスト、ORSOの坂本義親社長も登壇し、呉社長と日本市場でのドローン活用の今後についての意見を交換した。