ウィルコム、W-ZERO3シリーズの集大成、新スマートフォン「WILLCOM 03」

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2008/05/27 16:06

 ウィルコム(喜久川政樹社長)は5月26日、シャープ製のスマートフォン「WILLCOM 03」と、京セラ製のPHS端末「HONEY BEE ブルーシールアイスクリームモデル」を発表した。


 会見で喜久川政樹社長は、「WILLCOM 03」を「Advanced/W-ZERO3[es]」の後継機種と紹介。「W-ZERO3シリーズの集大成として位置付けている。商品設計をゼロから見直して、いままでのビジネスパーソンを意識したデザインから、幅広い層に受け入れられるようなカラーリングやデザインに変更した」と製品の特徴について説明した。

 また、操作性について「『通話』『メール』『ウェブ』3つの機能を強化して、使いづらいと指摘された電話帳やメニュー画面など、当たり前とされる機能の改善を図った」と話した。


 「WILLCOM 03」はOSにWindows Mobile 6.1 Classic 日本語版とスライド式フルキーボードを搭載したスマートフォン。タッチ操作に対応した3型ワイドVGAの液晶画面には、操作ボタンの凹凸が無いフルフラット・サーフェースを採用し、カーソルキーとダイヤルキーが用途によって表示を切り替えることができる2モードイルミネーションタッチを搭載するなど、操作性が飛躍的に向上した。


 搭載アプリケーションも充実させ、わかりづらいとされたホームメニューを見やすいメニュー画面に変更。フルブラウザには、「Opera Mobile 9.5」を採用し、ダブルタッチで見たい部分をズームさせることもできる。GmailやYahoo!メールといったフリーメールや、OCNなどのプロパイダメールのセットアップが簡単できる機能を追加し、メールの利便性を向上させた。また、かな漢字変換ソフト「ケータイShoin WS020SH」を採用したことで、デコメールや他社の携帯電話と絵文字のやり取りできるようになった。

 通信機能はPHS通信のほか、IEEE802.11b/g準拠のワイヤレスLANとBluetooth 2.0、赤外線通信に対応する。本体サイズは幅50×高さ116×厚さ17.9mm、重さ約135g。また200万画素のカメラ機能とワンセグチューナーを内蔵。カラーはピンクトーン、ライムトーン、ゴールドトーンの3色。発売は6月下旬の予定。


 同時に発表された「HONEY BEE ブルーシールアイスクリームモデル」は、08年2月に発売した「HONEY BEE」と、沖縄のアイスクリームブランド「ブルーシールアイスクリーム」とのコラボレーションモデル。ワッフルコーンをあしらったフレームを採用。アイスクリームフレーバーをイメージした「S.F ミントチョコ」「クッキー&クリーム」「ミルクチョコチップ」の3色を用意する。


 機能は「HONEY BEE」と同じで、オリジナル個装パッケージとして、アイスクリームパッケージをモチーフにした外観の個装箱を用意する。また、フレーバーのにぎやかなデザインや沖縄らしいデザインなどをイメージした5種類のオリジナル待受画面をプリインストールする。発売は7月下旬の予定。