PCカメラ市場が再び急拡大、過去2年で6倍の規模に

アナリストPOSデータ分析

2021/02/22 14:30

 ネット会議などで使用するUSB接続のPCカメラの販売台数が2021年1月、過去2年で最高を記録した。コロナ禍により増加したオンラインでの面談や授業で需要が急増。現在も高い水準を維持している。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。


 2019年1月の販売台数を「100」とした販売台数指数を見ると、 20年1月までは100を下回る水準で推移していた。状況が一変したのは、新型コロナ感染症流行が国内にも広がり始めた2月。指数は「148.9」に急上昇。翌3月には更に「364.9」まで高まった。急激な需要増により品薄となったメーカーもあったため、4月は指数が減少に転じたが、5月以降は再び大きく上昇。9月には「589.7」を記録した。その後、400前後で推移していたが、21年1月に再度急上昇。過去2年で最高の「615.3」に達し、売り上げは19年1月比で6倍以上に拡大した。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。



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