ヘッドホン・イヤホン市場、販売台数の25.8%が完全ワイヤレスイヤホンに

アナリストPOSデータ分析

2021/02/02 12:00

 ヘッドホン・イヤホン市場で2020年12月、完全ワイヤレスイヤホンの販売台数構成比が過去最高の25.8%になった。マイクを内蔵するヘッドセットを含む市場全体でコードのない完全ワイヤレスの製品が増えている。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。


 2019年、3月にアップルが「AirPods」シリーズの第2世代製品を発売。ソニーやBeats Electronicsなども新製品を投入したことで、1月時点で11.0%だった完全ワイヤレス比率が7月には18.7%まで高まった。さらに10月の「AirPods Pro」発売がきっかけで、年末商戦ピークの12月には初めて構成比が2割を超えた。20年に入ると20%前後で推移するようになり12月に過去最高の25.8%に達した。「AirPods Pro」の販売数が大幅に増加したことに加え、アップルに次ぐシェアを持つソニーやBOSEの新製品も構成比を押し上げた。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。


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