初代「iPhone」の発売から10年を迎え、記念モデルにあたる「iPhone X」の初速を、家電量販店・ネットショップの実売データを集計するBCNランキングで「iPhone 5s/5c」以降のモデルと比較してみたところ、発売当日は「iPhone 8/8Plus」を上回ったことが分かった。

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 3大キャリアから発売になった「iPhone 5s/5c」の発売当日の販売台数を「1.00」として、発売当日から10日経過した販売台数累計の指数を算出、シリーズごとに比較した(図)。「iPhone 8/8Plus」は今まで9月に発売されたモデルの中でも低調であった。それは「iPhone X」に対する期待の裏返しであることが予想されていた。そこで発売当日の台数指数をみると、それを裏付けるかのように、「iPhone 8/8Plus」の「0.43」に対し、「iPhone X」は「0.66」と上回った。

 「iPhone 6/6Plus」以降、大きなモデルチェンジが行われなかったため、販売の勢いを失っていたiPhoneだったが、久々のフルモデルチェンジにより、「iPhone X」は期待を多く集めた結果と言えるだろう。一方で「iPhone X」の在庫を多く確保できていないことが災いし、発売翌日には「iPhone 8/ 8Plus」とほぼ同水準になった後、徐々に差を付けられつつあることが明らかになった。

 先にも書いたが、久々のフルモデルチェンジで注目度は高いものの、品薄であることに加え、高価であること、熱狂的なアップルファン以外の心をつかめるかが今後の販売に影響するだろう。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。