2026.9.17 17:00

生活

キャンプ「しない」暮らしにもハマったポータブル電源「Jackery 300D」 普段使いから始める「ゆるっと防災」

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 災害への備えとして、スマートフォンなどへの充電手段は確保しておきたいもの。そんなときに役立つのが「ポータブル電源」ですが、サイズや重さも気になるし、防災のためだけに買うとなると、ちょっとハードルが高く感じてしまうこともありますよね。

 今回は、Jackeryのポータブル電源「300D」とソーラーパネル「SolarSaga 40 Air」をお借りして、完全インドア派の筆者が実際に使ってみました。防災アイテムを普段使いしながら備える「ゆるっと防災」を目標に、使い勝手をチェックします(フリーライター・仙水ろっか)。

突然の災害、「電気」の備えも忘れずに

Jackery 300D

 突然の地震や台風、線状降水帯など、災害を身近に感じる機会が多くあった今年の夏。筆者自身も、実家周辺と現在住んでいる家の近くでそれぞれ大雨の被害があり、もう散々! 自宅はなんとか無事だったものの、浸水被害に遭った知人もいました。

 そんなタイミングで、地元の友人から「今回の大雨をきっかけに、5年くらい前に買ったポータブル電源を使ってみたら過放電で使えなくなっていた。もし持ってたら確認してみて」と連絡が。

 ポータブル電源って、一度買ったらずっと使えるものだと思っていた筆者には、ちょっとした衝撃でした。防災用品は「買って終わり」ではなく、普段から使ったり状態を確認したりすることも大切ってことなんですね。

キャンプ「しない」筆者にも便利

 ポータブル電源というと、キャンプや車中泊など、外で使うイメージが強いですよね。ところが筆者は、びっくりするくらいのインドア派。正直「準備しておくべきだとは思うけれど…」と悩んでいました。買う前から、過放電で使えなくなる未来が見えています。

 今回お借りした「300D」と「SolarSaga 40 Air」も、アウトドアでのシーンに便利な小型の電源セット。イメージ画像には電源を肩から下げて、トレッキングを楽しむ人の姿が使われています。
 
電源と一緒に移動できるのはかなり便利

 というわけで、筆者も外に……行きませんでした。ちょうど雨続きだったし外は暑いし、なんて言い訳しつつ、実際に使ってみると、これが意外とお家の中でも便利だったんです。

 例えば、ソファで寝転がりながらスマートフォンを触っているとき。「充電したいけれど、コンセントがちょっと遠い…」ということ、ありませんか? ポータブル電源があれば、延長コードを長々と引っ張ってくる必要はありません。
 
普段使っている機器の充電には十分

 今回はスマートフォンのほか、タブレットやノートPC、ハンディファンなどを充電してみました。スマホとハンディファンを同時に充電したところ、表示は27~28W程度。USB-Cを含む5つの出力ポートを備え、最大300Wまで対応しているので、普段使っている機器の充電には十分です。

コンパクトなボディーに片手で持てる工夫も

 300Dの重量は約2.5kgと、我が家の猫とちょうど同じくらい。体力に自信のない筆者でも、片手で持ち上げられるくらいの重さです。コンパクトサイズなので、付属のストラップで肩から掛ければ、さらに軽く感じました。
 
デザインもシンプルで可愛らしい印象です

 使ってみて特に便利だと感じたのが、持ち運び用のストラップです。外して本体だけを持ってみると、途端にずっしり。ストラップがあるからこそ、取り回しがラクだったのでした。こういう工夫は、実際に使ってみないと分からないものですね。
 
ケーブルを忘れない設計がありがたい!

 しかも、このストラップの正体は充電ケーブル。カチッと外せばケーブルになるというギミックも、ロマンがあってワクワクします。

家の中で使うなら「無音」がうれしい

 家の中で使うなら、個人的に気になるのが「音」です。ポータブル電源にはファンの音がするイメージがあったのですが、300Dは使っていて音がまったく気になりませんでした。
 
充電中でもとっても静か

 「静音設計」と書いてあっても、家電はほんの少し機械音がすることがありますよね。筆者は音に敏感なタイプなので、小さな音が気になることもあるのですが、こちらは本当に「無音」。ソファの横に置いてスマートフォンを充電していても、まったく気になりませんでした。

ソーラーパネルって難しそう…と思ったら、意外と簡単!

一般的な窓ガラス1枚強ほどの横幅です

 今回セットで使った「SolarSaga 40 Air」は、太陽光で充電できるソーラーパネル。初めて触れるから、なんとなく難しそうに感じていたものの、付属のケーブルをつないで終わり。拍子抜けするほど簡単でした。
 
さまざまな機種に合わせられるケーブルも付属

 ただ、最初はパネルの表裏がちょっと分かりにくかったので、ここだけは注意が必要かもしれません。曇りの日だと「ちゃんと充電できているのかな?」と少し迷うこともありました。

晴れの日が待ち遠しくなるかも?

 今回試したときは、雨や曇りの日が続いていて、スカッと晴れた日の発電量を確認することはできませんでした。それでも、薄曇りの日に朝9時ごろから窓辺に置き、日が陰るころまでそのままにしておいたところ、電池の残量は70%から90%まで回復していました。

 窓ガラスを閉めていると発電量が減るのですが、暑い日に窓を開けるのは厳しいところ。自宅で使う際は晴れの日を待ちつつ、窓辺でのんびり充電……という使い方がよさそうです。
 
USB-AとUSB-Cの出力端子を搭載

 また、SolarSaga 40 Airは、充電ケーブルにUSB-AとUSB-Cの出力端子がついているので、いざというときにはパネルから直接スマートフォンやタブレットを充電できるのも便利なところです。

普段使いできるから「ゆるっと防災」にちょうどいい

 実際に使ってみて感じたのは、家のどこにいても電気が使えるって、思ったよりずっと便利だということ。防災のためだけにしまい込む必要がないから、日頃から製品の状態を確認しておくことができます。
 
ライトの明るさも、ちょっと使いには申し分なし

 今回使ってみて、筆者自身も「これ、買おうかな」とかなり本気で思いました。普段使いの延長で備えておけるなら、「ゆるっと防災」の第一歩として、なかなかちょうどいい製品ではないでしょうか。
写真ギャラリー

仙水 ろっか

Rokka Sensui

フリーライター。報道系メディアでの執筆を主軸に、家電・IT分野のレビュー記事や生活情報系コンテンツも手がける。デジタルガジェットやネットカルチャーの動向も継続的に追い、近年はアナログ造形から3Dモデリングに挑戦。デジタルとアナログを横断したものづくりを実践中。

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