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シャープがプラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機2機種を新発売 何度洗濯してもタオルのふっくらさをキープするタオルケアコースを搭載!

新製品

2025/09/03 18:00

 シャープはプラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機の新製品2機種を発売すると発表した。新製品のES-12X1はタオルの機能低下を抑えるタオルケアコースを新搭載し、洗濯の悩みをAIが解決する新しい生成AIサービスの「COCORO HOME AI」にも対応している。

シャープのドラム式洗濯乾燥機の新製品ES-12X1

前モデルの機能を踏襲しながらさらに使い勝手が向上

 コロナ禍が収束した2021年度以降、洗濯機の国内出荷台数は前年割れが続いている。25年度もシャープでは前年割れと予想。だが、乾燥機能による家事の負担軽減や省エネ性能の向上などにより、洗濯機に占める洗濯乾燥機の構成比は年々、増加している。

 この洗濯乾燥機ではドラム式洗濯乾燥機が主流だ。24年度の洗濯乾燥機の出荷台数では約88%がドラム式洗濯乾燥機で、25年度は90%を超えるとシャープでは予測している。

 新製品はドラム式洗濯乾燥機で、ハイブリッド乾燥NEXTを搭載したES-12X1(以下、12X1)とヒートポンプ乾燥タイプのES-12P1(以下、12P1)の2機種。12X1は25年9月11日発売予定で、価格はオープンだが市場想定価格は37万6000円前後。12P1の発売予定は9月18日で、市場想定価格は33万7000円前後。いずれも洗濯容量は12kg、乾燥容量は6kgである。
 
シャープのES-12X1(左はマットホワイト、中はグレイングレー)と
ES-12P1(右)

 12X1は24年発売のES-X12C(以下、前モデル)の後継モデルという位置づけだ。ヒートポンプとサポートヒーターを組み合わせたハイブリッド乾燥NEXTやファンにモモンガの滑空姿勢を応用したネイチャーテクノロジーをはじめ、衣類に高速噴射するマイクロ高圧洗浄、槽内の衣類をほぼ垂直の170度から落としてたたき洗いをする170度たたき洗いなどは前モデルから踏襲されている。
 
ES-12X1に搭載のハイブリッド乾燥NEXT(左)と
マイクロ高圧洗浄(右上)、170度たたき洗い(右下)

 しかし、デザインは大きく変わっている。前モデルは前面がガラスドアで、操作パネルは本体正面上部のカーブした部分に配置されていた。12X1では水平垂直スタイルの新デザインになり、操作パネルの位置は本体上部に変更されている。
 
新製品では前モデルとデザインや操作パネルの配置を変更

 また、外形寸法も高さが前モデルより5mm高いが、逆に奥行きは20mm小さくなっている。さらに液体洗剤・柔軟剤自動投入タンクの容量も前モデルは600mLだったが、新製品では950mLと1.5倍以上大きくなり、液体洗剤・柔軟剤補充の頻度を軽減。さらにタンクの底にある液だれ防止用の逆止弁も構造を見直して改善されている。
 
洗剤・柔軟剤の自動タンクが
前モデルより大容量になり液だれ防止機構も改善

タオルの機能性をキープするタオルケアコースを新搭載

 12X1では新たにタオルケアコースを搭載している。同社が実施したユーザー調査によると、タオルをほかの衣類と分けて洗濯乾燥しているユーザーは34.8%。3人に1人がタオルのみで洗濯乾燥している。タオル専用コースが必要と回答したのは49.6%で、回答者のほぼ半数がタオル専用コースを欲しているということが分かった。

 このタオル専用コースが必要と回答した人に求める効果を聞いたところ、「除菌・消臭効果」が9割を超え、「ふんわりさせる」が5割以上、「(タオルの)機能性を維持」が5割近い結果となった。これらのニーズを反映したのが、タオルケアコースである。

 使い始めのタオルは吸水性に優れ、肌触りもふっくらしている。しかし、洗濯乾燥を繰り返すうちに吸水力は弱くなり、ふっくらした肌触りも低下してくる。

 タオルケアコースは洗いもすすぎも標準コースより多い水量を使って布傷みを抑える。脱水では脱水しながら風を送ってタオルのパイルを整え、乾燥では約50度の低温風かつ大風量で時間をかけて乾燥させる。これらによってパイルの縮みや倒れを抑制し、同時にパイルの捻れも抑える。

 つまり、洗濯乾燥を繰り返してもパイルが使い始めの頃と同じような状態でキープされるため、吸水力や肌触りが劣化しないというわけである。
 
タオルケアコースはタオルの機能性維持に特化したコース
 
吸水性や耐久性、肌触り、ボリュームに加えて
プラズマクラスターで除菌・消臭もプラス

 誰しもタオルはふわふわが好みと思いきや、同社ではごわごわな肌触りを好む人は3割程度いるという。そのごわごわ派に向けたコースが「カラッとタオルコース」だ。このコースは洗いから脱水までは標準コースと同等だが、乾燥時の温風を60度に設定して槽を低回転で動かすことによりパイルを立たせすぎないようにする仕組みだ。なお、同コースは12P1には非搭載である。
 
「カラッとタオルコース」は
タオルはごわごわがよいという人向けのコース
 
好みによって2つのタオルコースが選べる

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