【時短家電の最新トレンド】一人暮らしに便利な「小型食洗機」を徹底紹介

特集

2025/08/07 17:05

【時短家電活用術 第3弾】毎日の家事、特に食器洗いは手間がかかる作業です。食器洗い乾燥機(食洗機)を使えば、この負担をかなり軽減できます。以前は家族向けの大型モデルが中心でしたが、最近では扱いやすい小型の卓上タイプが多く販売されるようになりました。キッチンスペースに制約のある方や一人暮らしの方にとって、導入しやすい小型食洗機は、日常生活の質を向上させる重要な家電になっています。

自分に合った一台を選ぶためには?

 まず押さえておきたいのは、「すべての人にとって最高の一台」は存在しないという点です。小型食洗機は、何人で使うか、どんなシーンで必要かによって選ぶべきモデルが変わってきます。

 例えば一人暮らしだと、1~2人分のコンパクトタイプで十分かもしれませんし、もう少し人数が増えるなら庫内が広めのタイプが便利なはず。メーカーごとにさまざまなラインアップがありますが、重視するべきは「食器の数」「調理器具の大きさ」「設置スペース」など、自分自身の生活スタイルにピッタリ合うサイズや容量を見極めることです。それが納得の一台へとつながります。

 設置方法にも注目しましょう。分岐水栓の取り付けが必要なモデルから、工事不要でタンクに水を注ぐだけのタイプまで、選択肢は意外と多くあります。例えば賃貸で「工事はちょっと…」と悩む方にはタンク式が手堅い選択肢です。このほか、タイマー予約や節水・省エネ運転、静音設計など、あるとうれしいプラスαの機能もチェックしておくと安心です。
 
分岐水栓工事が不要のモデルも
 

小型食洗機を便利に使いこなすちょっとしたコツ

 食洗機の効果を最大限に活用するには、いくつかの使用方法におけるポイントを知っておきましょう。まず庫内のスペースを効率的に使うために、皿やコップを立てて並べ、水流が行き渡るように配置することが大切です。

 油汚れが多い場合は、あらかじめキッチンペーパーで軽く拭き取ってから食洗機に入れると良いでしょう。このような工夫をすることで、洗浄効果が高まります。

 一人暮らしなら、食器を使ったらすぐ庫内に入れておき、1・2日分がたまったタイミングでまとめて洗うのがおすすめ。水道代や光熱費も節約できますし、生活のリズムに合わせやすいでしょう。

 カップルやご夫婦なら夕食後に一回まとめて洗浄、またはタイマー予約しておけば、寝ている間にすべて終わっていて便利です。家族の多いご家庭なら、広めの庫内をうまく活かして、「使った人が自分でセットする」というようなルールを決めると、後片付けが楽になります。

 あとは、フィルターや庫内の掃除も時々忘れずに。専用洗剤の使い方を守れば、清潔さをキープしやすくなります。最近はジェルタイプや低刺激なのに高い洗浄力をもつ洗剤が増えてきましたし、手荒れや食器への影響が気になる方にも安心して使用できます。
 

一人暮らしにおすすめ!2025年・注目の小型食洗機

 ここで、一人暮らし向けの最新トレンド機種をいくつかご紹介します。

 筆頭はパナソニック「SOLOTA NP-TML1」。分岐水栓の取り付けが不要なタンク式なので、一人暮らしのミニキッチンにも設置できます。幅31×高さ43.5×奥行き約22.5cmというコンパクト設計ながら、食器をまとめて洗うことができます。

 小さくても実力は十分で、ただ食器を洗うだけでなく、除菌までこなします。価格帯は3万円台(オンラインストア価格)。この価格帯で日々の安心感と利便性が手に入るということで、満足する人が多い印象です。
 
パナソニック「SOLOTA NP-TML1」

 もう少しコンパクトにしたい人には、サンコーの「ラクアmini」がおすすめです。タンク式なので工事は不要です。幅30cm未満、高さ41.5cmの超ミニサイズで、ワンルームのキッチンでも楽々置けます。

 1~2人分くらいなら問題なく洗える容量。2万円台後半と価格も手頃です。大きな鍋類やフライパンなどを洗いたい場合はサイズに左右されますが、ミニキッチンでも設置できるのは大きなメリットです。
 
サンコー「ラクアmini」

“食後すぐ自由時間”を叶えるアイテム

 食洗機は、手洗いでは難しい高温洗浄が可能なので、しつこい汚れもきれいに落としてくれます。さらに手洗いに比べて使用水量を大幅に削減できる機種が多く、光熱費の節約にもつながります。一人暮らし、共働き世帯、少しでも自分の時間を増やしたい人ほど、コスパの良さを実感できるはずです。

 賃貸でも簡単に設置できるようになった今、食洗機は、毎日の生活に寄り添う「ちょっと賢い時短家電」といえます。(マイカ・秋葉けんた)

■Profile
秋葉けんた
編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。
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