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初日の出を撮りに行くなら万全の準備を! 身軽な装備で最高の1枚を取るために重要な“収納バッグ”をチェック

レビュー

2022/12/29 12:00

【木村ヒデノリのTech Magic #150】 撮影で見落としがちなのが”収納バッグ”だ。いくら良い機材を揃えても、現場で使いこなせなくてはロケーション撮影で不利になる。初日の出のようなシャッターチャンスが少ない場合もそうだ。機材と同じくらい重要なこれらには投資を惜しまない方がいい。

良い機材も持ち出さなければ宝の持ち腐れ
 
最低限だが個性が出る装備を持っていきたい
 
小物やオプションがさっと取り出せるかも
一瞬を切り取る上で重要


安いバッグが落とし穴、ロケ撮影での最適装備とは

 自然や風景を撮影する場合、レンズ3本は多すぎる。本来はズームレンズ1本にしたいところだが、さまざまなシチュエーションを考えると万が一…と2本ぐらいは持っていきたくなる。
 
屋外では機材が多すぎても良い写真が撮れない

 筆者は屋外での撮影はコンパクトな単焦点レンズ2本、もしくはズーム1本、単焦点1本に落ち着いた。これ以上だと重さが気になって良い画があっても撮るのを諦めるケースが出てくるからだ。
 
動画の場合は50mm/F1.8と16mm/F2.8、
フィールドレコーダーの装備で撮影
 
キヤノンのRF50mm、
16mmはほぼ同サイズ、
コンパクトで非常に優秀

 ズーム1本をコンパクトな一眼につけて持ち運ぶのであれば今回の話には当てはまらない。カメラさえ大丈夫ならばどんなバッグに入れて持ち運んでも良いだろう。
 
ZV-E10のようなコンパクト機がメインなら
バッグにこだわる必要はない


 しかし画角に幅を持たせたり、ある程度画質(ボケ感や歪みなど)にこだわったりするならそこそこのレンズ2本は欲しい。そしてレンズが2本以上になるのであれば収納バッグが非常に重要になってくる。
 
写真を撮るならこのヘビー級ズームレンズと
16mm単焦点という組み合わせになる
 
最近は静止画を後から動画化することもあるので
フィールドレコーダーは常に持ち歩いている

 収納バッグがよく考えられていてすぐに取り出せたり2本を切り替えたりできればチャンスを逃すことはまずない。逆に安いバッグだったり、普通のバックパックだったりすると状況に対応しづらいだけでなく、忘れ物すら増えることがある。
 
専用バッグにしてものを入れる場所を
固定しておくと忘れ物が減る

 最新の良い機材があっても、すぐに撮れなければ意味がない。こうしたことから考えても収納バッグには撮影機材と同等の重要度があると言えるだろう。
 

1万円以上のバッグがおすすめ、大きさは6Lまで

 収納バッグ沼に長らくハマっていた筆者だから言えることだが、バッグは小さいほど良い。そしてケチるべきではない。さまざまなメーカーを渡り歩いたが、安いバッグは「状況に瞬時に対応する」というものがあまり考えられていなかった。
 
最初に使っていたマンフロットの激安スリングバッグ
 
たくさん入るが重すぎるのと、
下ろさないと取り出せないのが難点

 ならばとPeakdesignのバッグもいろいろと試した。EVERYDAY BACKPACKを2サイズ、EVERYDAY SLINGも試した。EVERYDAY BACKPACKの安い方でも3万8000円なので、Peakdesignの収納バッグだけでも10万円は使っている。
 
20Lは米国ウェブサイトで3万9000円、
30Lは4万5000円と決して安くない
 
大きい方は重すぎ、
小さい方は収納スペースが足りずに実用を断念

 しかし、これらもイマイチはまらなかった。収納の仕方はよく考えられているのだが、あと一歩のところで使いづらさが出てくる。装備が変わるとイマイチ整理しきれないというのも難点だった。機材が多くなると重いのでキャリータイプにしたくなる。
 
数日にまたがる動画撮影などは機材が多いので
体力的にキャリーでないと無理

 結果、Peakdesignは使わず機材が多い時はマンフロットのPLローラーバッグSPIN55、フットワーク重視の時はOneGoショルダーバッグを使うようになった。特にPGYTECHの製品はPeakdesignと同じくらい撮影について考えられていて、価格は3割ほど安いのでコスパ抜群だ。
 
左からOneGoとEVERYDAY SLING

 6L以上の大きさだと、機材+三脚でかなりの重さになる。これも撮影を敬遠する原因になるので、逆転の発想で「いかに6Lに収まる装備で行くか」を考えるのが良いだろう。
 

廉価版のイメージが強かったPGYTECHが実は最高だった

 PGYTECHは当初Peakdesignの廉価版というイメージがあったが、使ってみた限り品質がかなり良い。
 
台座ネジを回すためのコインも付属、
痒いところに手が届く仕様

 Peakdesign製品で不満だったポイントもしっかり押さえており好印象だ。例えば、OneGoショルダーバッグ6Lと競合するEVERYDAY SLING 6Lでは、タブレットを入れるには形状が窮屈すぎた。
 
デザイン的にPeakdesign製はタブレットが入れづらい

 またバッグの開口も狭めで、素材の硬さも相まって使いづらかった。OneGoショルダーバッグはこの辺りを大開口にすることで解決し、形状もややずんぐりとさせて収納しやすさを優先した。
 
見た目は少し悪いが、
OneGoの方がしまったり出したりがしやすい

 バッグとしてのデザイン性はPeakdesignの方が良いと感じるが、実際に撮影に持ち出すのが多くなったのはPGYTECH製品だった。EVERYDAY SLINGで持ち運びに困っていたペットボトルも2本入れられて重宝する。
 
自分の分とモデルの分も持ち運べるので
街角スナップでも大活躍

 これで価格が実売1万3200円なのだから非常にお買い得感がある。このくらいのバッグを購入した方がカメラ機材の稼働が増えるので迷わず投資しよう。

ドローンで撮影する時もおすすめのPGYTECH

 OneGoに興味を持つ前に気になっていたのがPGYTECH製のMavic3ケースだ。そしてこれも素晴らしく使い勝手が良かった。
 
スタイリッシュに持ち運べて安心感もある
Mavic3用キャリングケース、
価格も7425円と破格
 
NDフィルターも入ってバッグ一つで完璧な布陣

 純正のMavic3ケースは必要以上に嵩張るので持ち運びに大きな不満があった。同じ量の機材をPGYTECH製に収納するとあら不思議。こんなにスリムになる。
 
同じ量なのにこんなにスリム

 使う時も広げて置けるので、NDフィルターどこだっけ?のようなことが起こらない。純正品ではバッテリーの奥に入れなくてはならず出し入れが面倒だったコントローラーもさっと収納できる。
 
面倒だったコントローラーの出し入れから解放された

 田舎に帰省して正月を迎える場合、ドローンが飛ばせる場所も多いのでこういった収納バッグを整備しておくのも良いだろう。

機材を揃えても持って行かなかったら意味がない

 ある種自分への教訓としても書いておくが、機材を揃えても使わなかったら意味がない。だから収納バッグ選びには機材と同じくらいの労力を割いて選んでほしい。
整理されているからこそたくさん使う、
収納バッグは本当に重要

 もちろん高ければ良いわけではないが、安いバッグに良いものが少ないのも事実。何度も持ち出すことで不要な機材も見えてくるので、2023年は今年の2倍持ち出せる環境を構築すると写真や映像の腕もメキメキ上がるのではないだろうか。(ROSETTA・木村ヒデノリ)

■Profile

木村ヒデノリ 
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。

普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。

【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。(動画配信時期は記事掲載と前後する可能性があります)
 
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