パナソニックから「はやうま冷凍」「うまもり保存」搭載冷蔵庫

新製品

2022/12/19 12:00

 パナソニックは、冷凍食品の霜つきや乾燥を抑制して約1か月後もおいしさを守る「うまもり保存」を新搭載し、IoTに対応した冷蔵庫「NR-F659WPX」(650L)、「NR-F609WPX」(600L)、「NR-F559WPX」(550L)の3機種を2023年3月上旬に発売する。

「うまもり保存」を新搭載

 自宅で食事をする機会の増加にともない、冷凍食品を活用する人が増え、2021年度の冷凍食品の市場規模は2019年度比115%に伸長している。冷凍食品の利便性は高い一方で、冷凍室の1番の悩みは食品の劣化によるおいしさの減少であった。

 今回の新製品は、冷凍保存時の食品劣化を抑制し、約1か月後もおいしさを守る「うまもり保存」を新搭載した。冷凍室の開閉時に入る外気をブロックし、保存中の温度変化から守る「うまもりカバー」で、カバー内の温度変化を従来比約3分の1に抑制する。食品の水分の蒸発を防ぐので、霜つきや乾燥を抑制しおいしさを守る。保存袋開封後の冷凍食品や、ホームフリージングした食材もおいしく保存でき日々の食事作りに役立つ。

 また近年、異常気象による自然災害は増加傾向にある。同社調査では、停電時の1番の心配事は冷蔵庫内の食品が傷むことだった。そこで、同製品は、IoT連携により停電時の保冷を長続きさせる、業界初の「停電そなえモード」を新搭載した。アプリで暴風/暴風雪警報を受信すると自動で予冷運転を開始し、停電の際も約5時間保冷が続き食品廃棄ロスを減らせる。
業界初の「停電そなえモード」も新搭載

 さらに、IoT連携によりクラウド上のAIが生活パターンを分析学習して霜取り運転を最適化し、無駄な消費電力を削減する「AIクーリング」を新搭載した。AIが家庭ごとの使用状況に合わせて最適な運転プランを作成し省エネする。庫内の温度変化を抑えるので、冷凍品質の低下も防ぐことができる。

 同社では、多様な顧客のライフスタイルに寄り添い、技術の進化やIoT機能、好評の「はやうま冷凍」と新搭載の「うまもり保存」の2つのおいしい冷凍で、より豊かな食生活を提案していく考え。価格はオープン。
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