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フライパン使わずに「4人前の焼きうどん」が楽々! パナソニックの新「スチームオーブンレンジ ビストロ」

 パナソニックは9月6日、「Kitchen Pocket」アプリと連携したIoTスチームオーブンレンジ ビストロ「NE-UBS10A」の製品説明会を開催した。独自開発で特許技術の「ヒートグリル皿」を使って、冷凍食品を解凍せずに調理できたり、ボリュームあるメニューでも下段を使って調理できる「蒸し焼きメニュー」を新搭載した。価格はオープンで実勢価格は16万円前後。
 

IoTスチームオーブンレンジ ビストロ「NE-UBS10A」
 

解凍せずに「冷凍餃子」を調理できる

 8月下旬から販売している「NE-UBS10A」は、新機能として「冷凍食品の簡単調理」や下段を使った「蒸し焼きメニュー」を搭載した。

 新型コロナ禍で外食する機会が減り、テレワークやオンライン授業の普及により家族が家で過ごす時間が増えた。それに伴い新たな問題として、3食の食事づくりによる「疲弊」や「時間貧乏」が浮上している。

 解決策の一つに、家族に調理を手伝ってもらえるよう、簡単につくれる冷凍食品の積極的な活用がある。実際、味の素冷凍食品の調べによると、冷凍餃子の市場規模(金額ベース)は直近5年間で約1.3倍に拡大したという。
新型コロナ禍で冷凍食品のニーズが高まっている

 説明会では、NE-UBS10Aを使った冷凍餃子の調理デモを行った。ヒートグリル皿に冷凍のままの餃子を並べて、「冷凍ぎょうざ」のメニューを選択してスタートボタンを押すだけ。あとはビストロが火加減やスチームを自動でコントロールしながら約20分で焼き上げてくれる。実に簡単に出来上がった。

 途中で餃子をひっくり返す必要もないので、付きっきりになる必要もない。火を使わないので、子どもでも手伝えるぐらいの安全かつ簡単さだった。出来立ての餃子の裏側をみると、こんがりといい具合の焼き目も入っていた。
「冷凍餃子」を「ヒートグリル皿」に並べる
 
「ヒートグリル皿」をビストロの下段に入れる
 
メニューボタンを押す
 
約20分で焼き上がる
 
裏返すといい具合に焼き目が入っている
 

フライパン不要で「4人前の焼きうどん」を調理

 もう一つの「蒸し焼き」メニューでは「焼きうどん」づくりを実演。こちらも実に簡単だった。

 まず、カットした豚肉(常温)をヒートグリル皿に並べ、その上にカットした野菜を広げる。その上に、冷凍うどんを解凍しないまま4玉のせる。あとは下段に入れてメニューを選んでスタートボタンを押すだけだ。目安時間は約28分。出来上がったらソースなどの調味料を加えてよく混ぜ合わせた上でかつをおぶしを振りかける。

 フライパンで4人分の焼きうどんをつくるとなると結構労力のかかる作業になるが、ビストロにまかせてしまえば一気に調理できる。
豚肉(常温)の上に野菜を広げる
 
解凍せずに「冷凍うどん」を4玉のせる
 
ヒートグリル皿をビストロの下段に入れる
 
メニューボタンを押す
 
約28分で勝手に焼き上がる。調味料を加えてよく混ぜる
 
かつおぶしを振りかければ出来上がり
 

下段でも「ヒートグリル皿」が使えるように

 パナソニック独自の「ヒートグリル皿」は、裏面に特殊加工したフィライトが伝導熱のマイクロ波を吸収し、高温になる。また、上面からのヒーターによる輻射熱と合わせることで約230℃まで高温にすることができる。

 しかし、これまでは上段で調理するケースが多く、天面との幅が狭くなるため、冷凍うどんなど厚みのある食材を調理することができなかった。新製品では、新設計のアンテナ制御により電波効率が従来比約1.6倍にアップしたことで、下段でも加熱ムラを抑えられるようになった。そのため、厚みのある冷凍うどんを4人分のボリュームでも調理できるようになったのだ。

 他にも、食材と調味料を耐熱ボウルに入れるだけで調理できる「ワンボウル調理」に、新しくエスニックメニューを追加したり、6月にUIを一新した「Kitchen Pocket」アプリとIoT連携したり、便利な機能が搭載。
実際に使うと便利さが実感できる「Kitchen Pocket」アプリ

 特に、アプリでは、レシピの閲覧履歴から好みに合ったおすすめメニューが提案されたり、スマートフォンでレシピを確認しながら調理したり、機器にメニューを送信すると火加減や時間をおまかせで加熱できたり、実際に使ってみると便利な機能ばかり。6月上旬から、予約の取れない伝説の家政婦として人気のタサン志麻さんの監修メニューも新たに配信している。(BCN・細田 立圭志)
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