ノートPCがディスプレイ代わりに! ShadowCastでNintendo Switchと接続してみた

レビュー

2021/07/15 19:00

 Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)を大きな画面でプレーしたいタイミングで、家族にテレビを占領されてしまっている。そんな時、ほかのディスプレイがあれば問題ないが、無い時の対処は? その答えの一つが「ShadowCast」。テレワークなどのために購入したノートPCの画面が、そのままモニターとして使えるようにするデバイスだ。

ShadowCastを使えばノートPCがディスプレイ代わりになる

 ShadowCastの使い方はいたってシンプル。まずノートPCに「Genki Arcade」ソフトをインストールする。あとは、Nintendo SwitchのHDMI出力端子に差し込み、付属のUSB Type-CケーブルでノートPCと接続し、Genki Arcadeを起動すればノートPCをディスプレイ代わりに使うことができる。

 実際にインテル「Core i7-8550U」(メモリ8GB)を搭載したノートPCと接続してみた。試してみたのは「フォートナイト」。射撃とアクション、さらには建設といった精密さと素早い動きが要求されるタイトルだ。なめらかな表示とはいかないが、問題なくゲームをプレーすることができた。また、操作の遅延はあまり感じないものの、画面のカクツキにより操作の反映が遅いと感じたシーンはある。

 GENKI ARCADEはWindows OS、MAC OS、Chromeブラウザーで利用可能。ただ、ShadowCastはHDMI入力させるためのコンバーターなので、GENKI ARCADE以外のアプリケーションでも利用可能だ。例えば、ストリーミングソフト「OBS Studio」でも使うことができる。
 
接続してアプリを起動するだけで使える

 ノートPCがディスプレイ代わりになれば、持ち運びも容易で設置場所も選ばない。たとえテレビどころかリビングを占領されても、寝室などディスプレイが無い環境でもゲームがプレーできる。用途が広がれば、テレワークのためだけに買ったノートPCのコストパフォーマンスもさらに上がるはずだ。(BCN・南雲 亮平)