今春話題になったコンビニアイスを振り返り トレンドは「おうち時間」充実

レビュー

2021/07/05 19:00

 コンビニ各社は、オリジナルの商品を続々と販売している。その一つ、アイスのトレンドは「プチ贅沢」だ。今回は、今年4月中旬以降にコンビニ各社が発売した「日本のフルーツ 福岡県産あまおういちご」「サクレ白桃」「チョコボールアイスアソート」を紹介する。

手軽に買えるコンビニアイス

今年のトレンドは「おうち時間」

 去年から話題になっているキーワードは、「おうち時間」だ。外食できない分、いつもいる自宅でちょっといいものを食べたい。飲食チェーンのテイクアウト専門店の開業や飲食宅配サービスの拡大はその象徴だ。

 まずは、ローソンの「Uchi Cafe日本のフルーツ福岡県産あまおういちご」を紹介したい。最近はいちご関連のスイーツやお菓子が増えているが、この商品は本物のいちごをそのままアイスにしたもの。袋を開けると、ふわっとフレッシュないちごの香りが広がった。
 
いちご好きにはたまらない「Uchi Cafe日本のフルーツ福岡県産あまおういちご」
(4月20日発売)

 アイス棒は普通のものに比べて少し太めで、持った時に安定感があってうれしい。一口食べると、アイスの表面の歯ざわりはシャクっとしているのだが、中はとろっとやわらかい。生のイチゴを凍らせて、甘さ控えめの練乳をかけて食べているような感じに似ている。甘すぎず、食後でもペロッと食べられるバーアイスだ。

 続いて「サクレ白桃」を紹介しよう。サクレといえば、さわやかなレモン味のかき氷と甘酸っぱいレモンの薄切りがのった夏の定番商品。そのサクレの新商品である白桃は、西友、セブン-イレブンとファミリーマート限定販売。4月12日(西友)・13日(セブン-イレブン・ファミリーマート)の発売当日は売り切れが続出したようだ。
 
サクレ白桃(4月13日発売)

 果肉入りで、そのまま食べてもさっぱりとして食べやすいが、大人におすすめアレンジは、氷の代わりにサクレ白桃を入れる「ほろよいアイスティーサワー」割りだ。ほんのりピーチの香りが楽しめる、大人のアイスティーソーダのでき上がりだ。

 もちろん、ソーダで割ってもピーチサイダー果肉入りさっぱりシェイクになり、ものすごくおいしい。サクレなのでアレンジは自由。子どもから大人までいろいろと試したくなるおいしさだ。

 最後に、「ファミリーマート限定チョコボールアイスアソート」を紹介しよう。家族や友人と集まった時、個包装の一口サイズのアイスがあると便利だ。子どもたちは大喜びで、みんなでシェアしやすいという利点もある。昔からあるおいしいお菓子が今年、一口サイズのアイスになった。
 
ファミリーマート限定チョコボールアイスアソート

 標準18個入りで、バニラ、いちご、チョコレートの3種類の味がそれぞれ6個入っている。アイスとチョコボール両方が楽しめて食べ応えがある。箱に注意書きもあるのだが、ピンクのいちご味はチョコボール部分が固いので、食べるときに注意が必要だ。
 
アイスの箱に書かれている注意書き

 しかし、ずっとチョコボールを楽しみたい方は、固い分ずっと口の中でチョコボールを楽しめる。どの味のアイスも口に入れた時の感じが、同じく森永製菓の「ピノ」に似ている。しばらく口の中でチョコとアイスを堪能すると、最後にコロッとあのおなじみの「チョコボール」がこんにちはと出てくる。「ピノ」に比べると、一個あたりの大きさは一回り大きい。
 
空き箱は塗り絵とアイス屋さんごっこができる

 食べ終わった空き箱は、アイス屋さんごっこや、ぬり絵が楽しめる仕様になっていて、子どもが喜ぶ工夫がされている。ホームパーティーの最後に登場したら、盛り上がることは必至だ。

 あまり遠出したくない時は、近場のコンビニのアイスコーナーに立ち寄ってみよう。きっと気になるアイスに出会えるはずだ。(GEAR)