AIで窓拭き革命! 自動で水拭きしてくれる掃除ロボット「HOBOT388」が凄すぎた

レビュー

2021/04/03 19:00

【木村ヒデノリのTech Magic #050】 窓拭きは年末年始の大掃除のときだけ、という方は多いだろう。気になるほどの汚れないし、水拭きしてから乾拭きする必要があるなど意外と手間もかかるなど、無意識に億劫になってしまうものだが、今回紹介するガジェットを活用すれば手軽に全自動化ができる。

 「HOBOT-388(ホボット)」は、洗剤を吹き付けながら拭きムラのない窓掃除を自動で行ってくれる掃除ロボットだ。窓に限らず鏡やお風呂の壁などにも使用でき、放置しておくだけで窓の98%をピカピカにしてくれる。筆者宅で実際に役立ったシチュエーションを踏まえながら紹介していきたい。
 
説明書を見なくても使えるほどシンプルなワークフローにまとめられている掃除ロボット
「HOBOT-388」
 
本体は915gと窓拭きロボットの中では小型で軽量な部類。
サイズは295×148×95mm、価格は3万9800円
 
洗剤を満タンにすれば家中の窓ガラスを掃除しても余裕がある
 
リモコンを使うと本体スイッチよりも複雑な操作が可能

ワンタッチで完了する窓拭き革命機

 今までいくつかの窓拭きロボットを試してきたが、HOBOTは間違いなく一番使い勝手が良い製品だ。窓拭きを開始するまでの手順も簡単で、元電源を入れたら窓に貼り付けてスタートボタンを押すだけ。あとはAIが窓の大きさを把握し最適な拭き方をしてくれる。

 充電式ではなく有線方式で、片面ずつしか掃除できないが、とにかく清掃開始までが早いことに好感が持てた。というのも、以前別メーカーのロボットを使った時は、ガラスをマグネットで挟みこむ必要があったり、スタートボタンを押しても開始されなかったりと、開始までがとにかく煩雑だったからだ。
 
貼り付けてすぐに開始できるのでかなり実用的

 HOBOT Technology社は2010年に台湾で設立された会社で、これまでにも多くの家庭用ロボットを開発、世界13か国で展開している。窓拭きロボットも今回のものが初めてではなく、これまでの経験値が多く組み込まれている。例えば、「298」や「288」では本体が四角形状だったが、「388」は丸型を採用したことで清掃域の拡張に成功している。こうした経験値を持っているメーカーが作ったロボットというのも信頼度が増す要素になるだろう。

“窓拭き”にとどまらない万能掃除ロボット

 窓拭きだけに4万円弱のロボットは…と思う方もいるだろう。しかしHOBOTは投資して損はない仕様になっている。なんと「窓掃除以外」にも使うことができるのだ。例えば、大きな鏡だったり、キッチンのタイルだったり、お風呂場の壁だったり、目地があるような壁でもしっかりと吸い付いて掃除することができる。

 筆者宅の鏡になっている箇所も、娘が触ってついた指紋を拭き取るのがかなり面倒だった。HOBOTを使うとこういう汚れも、大部分を自動で綺麗にしてくれる。またすぐ汚されてしまう、と諦めていた鏡の掃除だが、HOBOTがあるおかげで定期的に綺麗にするようになり、QOLが大幅に向上した。
 
 
目の細かいミストを噴射しながら拭いてくれるので拭きあとも残らずかなり綺麗になる印象だ

 お風呂場の壁掃除も重い腰が上がらない箇所の一つだと思うが、HOBOTがあれば週1、2回は掃除しようという気持ちになれる。写真の浴室はタイル張りとなっているが、目地の幅が5mm未満であれば問題なく使えるということだ。また、ユニットバスなどの壁素材で多少凹凸があるようなものでも吸着が可能。こうした汎用性は他社製の窓拭きロボットにはないものなので、価格は高いが購入を検討する余地は十二分にあるだろう。どこでも自動で綺麗にしてくれるので、自宅の色々な場所で試したくなってしまった。
 
目地があっても天井付近までしっかり拭いてくれる
 
充電式が多い中でなぜ有線?と思うかもしれないが充電切れなどの心配がない仕様は意外と便利。
ケーブルも長く様々な場所や大きな窓にも使える

購入時点で付属品も充実、デメリットは在庫か?

 パッケージにはマイクロファイバークロスが14枚同梱されるほか、クロスを装着するリングも四つ付いてくる。メーカー推奨の掃除方法は乾拭き→水拭きという二段階だが、いちいちクロスを付け替えなくてもリングごと交換することができて便利だ。

 同梱の消耗品だけで大体1年くらいは利用できるが、それ以降は適宜買い足すことが必要。現時点ではクロスも洗剤も売り切れとなっているので、安定して消耗品が買えるかどうかはやや不安。ただ、洗剤以外に薬局などで売っている純水も使えるそうなので、どうしても購入できない場合は代用すれば良いだろう。
 
付属の洗剤は220mlと余裕のある量で、
直接窓やクロスに吹きかけてから使用することもできる

 それ以外のデメリットとしては、四隅に拭き残しが残ってしまう点が挙げられる。ただ、ガラスの角部分はそんなに目立たないので、筆者が使ってみた感覚では拭き残されていてもさほど気にならなかった。どうしても気になる時や、汚れがひどい場合は手で拭くなどする必要はあるが、窓全体を拭くことと比べたらはるかに楽だと思う。

 もう一つのデメリットは、風が強い日はガラスの外側を水拭きできない点。噴射される洗剤が風で飛ばされてしまうので、汚れが落ちづらい時があった。このように気になる点がゼロではない。しかし総合的な完成度と清掃能力は目を見張るものがある。
 
1回の清掃でこのくらい汚れが取れる。
みるみる綺麗になっていく窓を眺めているのは気持ちがいい

 使う前の印象は、もっと拭き後が残ったり、ムラができたりするかもというものだったが、予想は良い意味で裏切られた。特に良いと感じたのは最初に書いた通り、「清掃を始めるまでがとてつもなく早い」という点だ。電源を入れてスタートを押すだけという手軽さは、デイリーユースに組み込むことを考えるとかなり重要なポイントだろう。妻も大絶賛のガジェットだったので気になる方はぜひチェックしてみて欲しい。(ROSETTA・木村ヒデノリ)

■Profile
木村ヒデノリ 
ROSETTA株式会社CEO/Art Director、スマートホームbento(ベントー)ブランドディレクター、IoTエバンジェリスト。

普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で1歳半の娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。

【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。

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