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在宅勤務の“スペース問題”を解決する「折りたためる机」レビュー! 耐荷重は約60kg

レビュー

2020/08/09 17:00

【なぐもんGO・58】 会社で在宅勤務が導入されたが、家に机を置くスペースの余裕がない──。そんな筆者の悩みを短時間で解決してくれるのが「SOiRO(ソイロ)」だ。折りたたみできる机で、宣伝によると組み立て時間は約1分という手軽さがウリ。重さは6kgと机にしては軽量だが、つくりは頑丈。使い始めて1週間経つと、床に座って仕事をしていたころには、もう戻れそうにない。

折りたためる机「SOiRO」を自宅に設置してみた

 SOiROはジリリタが開発した製品。本体サイズは幅750×奥行650×高さ1300mmと、場所を選ばず設置可能なサイズだ。卓上は27インチのディスプレイが設置できるほどのスペースがあるので、ノートPCとの二画面の操作も可能な作業スペースを確保することができる。筆者はノートPC1台で作業するので、マウスを動かすためのスペースもあり、十分に快適な広さだ。
 
作業スペースは十分

 組み立てるのはパズルのようで楽しい。一部、両面テープを使うシーンはあるものの、基本的にはパーツを壁面部分に組み合わせていくだけで完成する。実際に組み立ててみると、かかった時間は5分ほど。2回目は約2分という結果になった。まだ、うたい文句通りにはいかないが、それほど手間はかからない。ちなみに片付ける時はパーツを多少慎重に分解したので、5分程度かかった。
 
組み立てている最中

 デザインは、横から見るとアルファベットの「R」を模している。座って作業している際に丁度、外が見えない設計だ。おかげで作業に集中することができる。一面白いが、今秋にカラフルなデザインのリリースも計画しているそうだ。

 さみしい時には壁をくり抜いて小窓を開けられる設計になっている。オンとオフの切り替えにもなるだろう。明かりを取り入れるのにもちょうどいい。くり抜いた板を横にして窓枠にはめれば小物置きにもなる。細かい気配りが嬉しい製品だ。
 
頭の部分が隠れるようになっており、集中するための環境をつくることができる

 使っていて便利に感じたのは、机の下に設けられた延長コードの格納スペース。机の上がコードだらけにならず、作業スペースをしっかり確保することができる。使わないときは折りたたむため、机の上が常にまっさらな状態で作業できるのも副次的な魅力と言える。卓上の耐荷重は約60kgなので、万が一、子どもが乗ってもしばらくは耐えるだろう。ただ、なるべく乗らないように配慮するのが最善だ。
 
組み立てる前。パーツはそれほど多くない

 ボディの白い部分は撥水性の高いラミネート加工が施されており、多少飲み物をこぼしても問題ない。そればかりか、ホワイトボードとしても活用することができるほど。ちょっとしたメモを取ることもできるという。また、テーブルパーツの位置を上にすれば、スタンディングデスクとしても使えるなど、幅広いニーズにこたえる。

 厚み16mmのハニカム構造合紙板を採用しており、不要になれば資源ごみとして破棄することも可能。紙とは思えないほど頑丈なうえ、通常の机を扱うよりも気軽に使い倒せそうだ。税別価格は2万9800円。通常の机を置くスペースがないと悩んでいる人には、「SOiRO」をオススメしたい。(BCN・南雲 亮平)