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「歯磨き」はコロナ対策に有効? フィリップスが感染症予防に電動歯ブラシを推す理由

新製品

2020/05/20 19:05

 フィリップス・ジャパンは、5月20日に音波式電動歯ブラシ「ソニッケアー」シリーズの新製品として最上位モデル「ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000」を発表した。カラーは、ホワイトとピンクの2色。価格はオープンで、想定税別価格は2万4400円で、5月25日に発売する。

5月25日に発売する「ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000」。
発表会では感染予防とブラッシングの関係性も語られた
 
 同社は、「2030年までに30億人の人々の生活を向上させる」というビジョンを掲げ、ヘルスケア分野の事業に注力。電動歯ブラシについても、歯垢除去やホワイトニングだけでなく、健康を維持するためのデバイスとして位置付けている。

 オンラインで実施したプレスセッションでは、堤浩幸社長が昨今の健康志向の高まりについて説明。新型コロナ感染拡大の影響もあり、ウェブサイトにおける健康に関する検索が増加しており、デンタルケアは1月と4月の比較でプラス801%となっているそうだ。
 
フィリップス・ジャパンの堤浩幸社長

 ゲストとして登場した東京国際クリニック/歯科の清水智幸院長はブラッシングが健康にもたらす効果を医学的見地から解説。「ウイルスは、周囲をたんぱく質の膜で覆われており、プロテアーゼという酵素なしには活性化しない。プロテアーゼは、口の中で生成されやすいので、ブラッシングが歯周病だけでなく、さまざまなウイルスに対する予防になる」。これは現在、猛威を振るっている新型コロナウイルスも例外ではないという。

 関心は高まっている一方、手磨きと比べて圧倒的に優れたブラッシングデバイスである電動歯ブラシの日本における普及率は22%と諸外国より低い。清水院長は、「歯科医などの専門家が実感を持って有効性を伝えていくこと、そして疾患治療の第一歩であるという認識を持つことが、状況改善につながるのではないか」とコメントした。
 
東京国際クリニック/歯科の清水智幸院長

 ソニッケアーは、1分間に約3万1000回高速振動する音波式電動歯ブラシ。新製品はプレミアムクリーンブラシヘッドの毛先の振れ幅を従来の4倍に拡大し、手磨きと比較して最大10倍の歯垢除去、最大2倍のステイン(黄ばみ)除去(約3日間)を可能にした。

 正しい歯磨きをガイドする加圧防止センサーやブラシ交換時期を知らせるマイクロチップを内蔵する先進性も魅力だ。連動するソニッケアーアプリで磨いた回数や時間、ブラッシングの強さを記録・一覧することもできる。

 強さは3段階で、クリーン/ディープクリーンプラス/ガムヘルス/ホワイトプラスと4種類のモードがある。約24時間の充電で約2週間の使用が可能(2分間のブラッシングを1日2回)。ハンドル、プレミアムクリーンヘッド、充電器用グラス、充電器台、USB充電トラベルケース、USBケーブルが付属する。