スマホアプリを直接操作、パイオニアがディスプレイオーディオ2機種を発売

新製品

2020/05/15 08:30

 パイオニアは、スマートフォン(スマホ)の主要機能を車載機のタッチパネルや音声で操作できる「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、YouTubeを始めとした無料動画配信サービス再生やAmazon Alexa搭載などの車内エンターテインメント機能を拡充したディスプレイオーディオ「DMH-SF700」(9V型HDモニタ)と「DMH-SZ700」(6.8V型ワイドVGAモニタ)の2機種を6月に発売する。


 新製品は、スマホを接続するだけで、音楽再生やナビ、ハンズフリー通話など、Apple CarPlayとAndroid Autoの各サービスをタッチパネルや音声で手軽に操作することができる。また、YouTubeをはじめとした無料動画配信サービスなど、お気に入りのサイトを専用アプリケーション「CarAVAssist」にブックマークすることで、大画面ディスプレイで高画質・高音質で楽しめる。

 「ハイレゾ音源再生(96kHz/24bit)」やハイレゾ音源をBluetoothで楽しめる「LDAC」に対応。圧縮音源やネットワーク動画、映像ソースなどをハイレゾ音源相当にアップグレードする「マスターサウンドリバイブ」機能も搭載しているほか、高音質パーツの採用や徹底したノイズ処理を施し、クリアで解像度の高い音を実現する。

 さらに、HDMI入力(1280×720p)にも対応し、メディアストリーミングプレイヤーの映像を高画質で再生できるとともに、USBデバイスやポータブルHDDに保存したフルHD動画の再生も可能となっている。

 市販ディスプレイオーディオ製品として、国内初となる「Amazon Alexa」を搭載。「アレクサ」と話しかけるだけで、天気やニュース、多様なメディアの音楽やラジオを聴けるほか、スポット検索なども行える。

 また、ユーザーの興味や用途に応じてAlexaスキルを使用すれば、車内から家のエアコンなどのスマート家電もコントロールできる。新たに専用「カロッツェリア スキル」を追加し、再生ソースの切り替えやイコライザー設定などのオーディオ操作を音声で行える。

 なお、DMH-SF700はフローティング構造を採用しており、1DINのスペースに高精細なHD画質の9インチ大画面モデルを装着することができる。