世界中の大学生が3人1組で1台のパソコンを使ってプログラミングの腕を競うICPC(International Collegiate Programming Contes=国際大学対抗プログラミングコンテスト)のアジア地区横浜大会が17日、横浜の横浜産貿ホールで開催された。5時間に及ぶ熱戦の末、優勝は8問正解の北京大学「God and his toolmaen」チーム。2位を東京大学「UT a.k.a Is」チーム、3位を香港中文大学「Play Energy」チームがそれぞれ獲得した。
ICPCアジア地区横浜大会で優勝した北京大学「God and his toolmaen」チーム。
北京大学は昨年に続いての優勝
今回の横浜大会には、国内予選を勝ち抜いた42校55チームが出場。海外からの10校10チームを合わせ、52校65チーム195人の選手が11の課題に挑んだ。国内大学でトップの東京大学は、来年6月21~16日にロシア・モスクワで開催するICPC 2020 World Finalsへの出場をほぼ確実にした。
惜しくも優勝を逃したが、国内1位を獲得し来年モスクワで開催するICPC 2020 World Finalsへの出場を
ほぼ確実にした東京大学「UT a.k.a Is」チーム
コンテストは、予定よりも5分早く朝9時25分にスタート。課題は、AからKまで11問で、AとBが平易な問題に設定されていた。序盤戦、全チーム最速で1問目を解いたのが東京工業大学の「eiyatonari」チーム。Aを一番乗りの7分というスピードで解きスタートダッシュを決めた。開始41分で3問正解して飛び出したのが、北京大学のGod and his toolmaen。以後、順調に6問正解まで進む。2時間6分で東京大学のUT a.k.a Isが6問目を正解し、北京大に続く2位につけてから、両校での一騎打ちの様相を呈し始めた。