復活したカシオ計算機の「Casiotone」ブランドから登場した新製品「CT-S200」は、家庭用ACアダプタでも単3形乾電池6本でも動作する多機能電子キーボード。持ち運べる軽量スリムボディと、リズムにあわせ、ダンスミュージック特有のサウンド効果やシャウトボイスも再現できる「ダンスミュージックモード with ボイス」が最大のウリだ。今回は、3色のカラーバリエーションのうち、9月27日発売のレッドモデルをお借りすることができたので、自社の動画撮影スタジオ内で試してみた。

多機能電子キーボード「CT-S200」。
大きなボタンと画面表示で、初心者でもわかりやすい

楽譜が読めなくても楽しい ダンスミュージック特有の効果も再現

 電子キーボードは、さまざまな音色・リズムを内蔵し、気分や曲に合わせて自由に切り替えられる。CT-S200は計400の音色、77種類のリズムに加え、内蔵曲(プリセットソング)としてクラシック曲からおなじみの童謡まで、計60曲を収録。選択中のモードや曲名などは液晶画面で確認でき、テンポも自由に調整できる。
 
ピアノの楽譜を持ち込み、レッスン機能を試してみた様子。
音はなかなかよく、タッチも練習用なら及第点

 Casiotoneブランドのコンセプトは、「いつでも、どこでも、いい音で、自分らしく楽しめる」。そのコンセプトを体現したCT-S200は、ピアノ形状鍵盤を搭載。鍵盤数こそ61鍵盤と一般的なピアノより少ないが、打鍵感はしっかりあり、音質も、単体で2万円を切る価格を考えれば十分満足できるクオリティ。はっきりした音色は、ピアノ初心者には好ましく感じられるだろう。
背面にはヘッドフォン出力、外部音声出力、
ミニUSBを備え、PCやスピーカーなど、外部機器とも連携できる

 レッスン機能として、プリセットソングの右手/左手/両手をオフにして、片手ずつ練習することも可能。さらに、「ダンスミュージックモード with ボイス」として、ドラムやベース、シンセサイザーのフレーズを組み合わせた軽快なダンスミュージックモードと12種類のダンスミュージックボイスを収録し、リズムに合わせて押すだけで、エフェクトや自動盛り上げなどのサウンド効果をかけ、手軽に本格的なDJプレイが楽しめる。
 
右手だけで本格的なDJプレイが可能な
「ダンスミュージックモード with ボイス」

 本体に内蔵する2.0W+2.0Wのスピーカーから、内蔵曲やダンスサウンドをBGMのように流せるため、カシオでは、活用シーンとして、ホームパーティーやキャンプなども想定しているという。930×256×73mmの薄型コンパクトボディは重さ3.3kgと、見た目以上に軽く、グリップ部分をつかんで片手で手軽に持ち運ぶことができるからだ。

 パーティー以外にも、社内行事やゼミの同窓会など、広い会場に関係者が一堂に集まった際、場を盛り上げるためBGMを流したいというニーズは少なくないはず。CT-S200の多彩な機能を一通り試してみて、確かに、屋外に持ち出して、さまざまなシーンで活用すると面白いかもしれないと思った。とにかく軽いので簡単に持ち運べて、いつでもどこでも使えるというメリットは大きい。

 こうした使い方は、据え置き型の電子ピアノには不可能で、電子キーボードならではのメリット。しかも、USB TO HOST機能を備え、外部音声出力(ステレオミニジャック)、ミニUSBに対応するCT-S200は、ノートPCやタブレット端末など、外部機器との連携も可能。屋外・屋内のさまざまなイベントで活躍すること間違いなしだ。
 
持ち運び時にはハンドルになるグリップ部分にセットして使用する付属スタンドはiPadもぴったり

 もちろん、ごく普通に、昔から憧れていたピアノを始めてみたい、音楽アプリが充実しているiPad/iPhoneで音楽制作を始めたいという思う人にも、入門機としておすすめしたい。自宅に1台あれば音楽がみんなの趣味の一つになるだろう。