
夜間に蓄電池を充電する際、満充電にせず、クラウド上のAIが予測した余剰電力量分を空き容量として残しておき、太陽光発電システムの余剰電力を効率的に蓄える仕組み。電力会社からの電力購入を極力抑えられるため、電気代の削減につながる。また、エコキュート設置済みの家庭では、蓄電池を充電しながらお湯も沸かせる。

HEMSと連携する住設機器も拡充。今回、新たにECHONET Lite規格に対応したYKK APの電気錠やリンナイのガス給湯器、ハイブリッド給湯器を対応機器と連携し、玄関の鍵を外出先から施錠する、帰宅前にお風呂のお湯はりを操作するといった遠隔操作ができるようになった。
5月24日に提供開始したスマートホームサービス「COCORO HOME」のスマートフォンアプリとも連携可能で、毎日の太陽光発電システムの発電量や家庭内の消費電力量、気象警報発令時の蓄電池の自動充電開始などを「お知らせ」としてアプリで簡単に確認できる。

(開発中の画面イメージ)
2009年にスタートした再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)で定められた10年間の買取期間が順次満了する19年11月以降、卒FITによる自家消費のニーズが高まるとみられており、蓄電池は、卒FIT対策の一つとなる。