1月18日、フジ医療器が50万円以上のハイエンドなマッサージチェア「サイバーリラックス マッサージチェア AS-2000」を発売した。手や足、首といった部位に特化した小型のマッサージマシーンが市場で増えているなかで、ハイエンド機種を発売する狙いはどこにあるのか。

「サイバーリラックス マッサージチェア AS-2000」
の使い心地を試すフジ医療器の大槻利幸社長

 フジ医療器の調査によると、子どもをもつ20歳以上の男女は8割以上が疲れを感じているという。「とても疲れている」「疲れている」「やや疲れている」などの程度はあるものの、ほとんどの人が疲れを感じているようだ。
 
8割が疲れを感じている

 さらに、身体的な疲れは細分化されており、「首や肩のコリ」「目の疲れ」「腰痛」「全身がだるい」など、部位から全身まで幅広く疲れがある。細かくみると、男性は首や肩のコリが68.7%で最も多く、次いで腰痛(62.6%)、目の疲れ(54.9%)がくる。女性も、1位が首や肩のコリ(75.2%)だが、2位が目の疲れ(52.2%)、3位が腰痛(50.5%)と違いがある。
 
男女ともに「首や肩のコリ」を感じている人が多い

 フジ医療器は、これらのデータから、マッサージのニーズが多種多様で、性別年代を問わず、日常的な「からだのケア」が必要とされていると読み取った。また、欲しいと思う疲労解消グッズの上位5項目をみると、男女ともに1位はマッサージチェアと回答しており、あらゆるニーズに応えるマッサージチェアが期待されていることが分かる。
 
男女ともにマッサージチェアのニーズが高い

 このようなニーズは市場で明確に表れており、ハイエンドなマッサージチェアの需要が伸びている。価格帯別販売金額比率では、2013年に30%程度だった30万円以上のハイエンド帯のシェアが、18年に60%以上と倍増しており、さらに質の高いケアが求められるようになってきている。
 
ハイエンドなマッサージチェアの販売台数が年々伸びている

 こうした背景から、フジ医療器はAS-2000を発売した。ユーザーの体の負荷状態などから得られる情報にあわせて動作の緩急や圧力を自動で調節する「5D-AI メカ」や、高精度センシング技術で背すじラインや肩の高さを自動検知する「AIダブルセンシング」を搭載し、ユーザーに寄り添った上質なマッサージを実現する。ストレス社会が進行する現代において、フジ医療器では一人ひとりに合わせたマッサージという付加価値で、マッサージチェアの新たな市場を開拓していく姿勢だ。