アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は7月11日、「LAN DISK」ブランドの新製品として初心者でもスマートフォンアプリで簡単に初期設定ができるNAS「HDL-TA」シリーズを7月末から順次発売すると発表した。管理者でも開けない自分だけのフォルダをつくれるのが大きな特徴だ。

I・OデータのNAS「LAN DISK」ブランドの新製品「HDL-TA」シリーズ

 NASはネットワークに接続できるハードディスクのこと。自宅のルータやハブにLANケーブルで接続して使う。「HDL-TA」の初期設定は、PCかスマホで専用アプリをインストールし、管理者パスワードを入力するだけ。PCの場合は「LAN DISKコネクト」を、スマホの場合は「Remote Link Files」を使用する。

 誰にも見られない自分専用の保存スペース「じぶんフォルダ」は、管理者に頼らず誰でもユーザー名とパスワードを設定するだけで作成できる。管理者はユーザー登録やアクセス権を設定する必要がなく、ユーザーはオンラインストレージサービスのように使えてプライバシーを確保できる。

 作成可能なファイル数は16個。データは暗号化されているので、内蔵HDDを取り出して直接PCに接続しても「じぶんフォルダ」のデータは閲覧できないので、セキュリティ面も安心だ。

スマホの容量不足を解消! 写真や動画のバックアップを自動で作成

 外出先からスマホでファイルにアクセスする場合は、先述したアプリ「Remote Link Files」を使う。このほか、アプリ「Fotoclip(フォトクリップ)」を利用すれば、スマホの写真や動画を自動で「HDL-TA」に保存できる。

 保存先は「じぶんフォルダ」も指定可能。容量オーバーになってもバックアップが残っているので、いくら写真を消しても問題ない。なお、初回利用時はそれまでの写真や動画をすべて保存するので、時間がかかる可能性がある。

 大画面テレビで、家族や友人と動画や写真を楽しめる「メディアサーバー」機能を搭載。DLANに対応したテレビなどで「HDL-TA」に保存した動画や写真を楽しめる。

 Windows、Mac、iOS、Android、タブレット端末で利用可能。本体のサイズは高さ約168×幅23×奥行き134mm、縦横どちらでも設置できる。ファンレス設計で運転音は静か。ファンにホコリがたまる心配もない。税別の想定価格は、1TBが1万6500円、2TBが1万9900円、3TBが2万3200円、4TBが2万6600円の見込み。3TBと4TBは、8月上旬に発売する。

 NASの特徴はデータの共有が簡単にできることだったが、最近は外出先から使えるストレージとして活用されることが増えた。「HDL-TA」は、スマホだけでも利用できる手軽さと初期設定の簡単さ、家族の中でもプライバシーを守ることができる「じぶんフォルダ」などの新機軸で、NAS市場の新たなニーズを掘り起こす。