I・Oデータ、900gで手軽に持ち運べる15.6型液晶ディスプレイ

 アイ・オー・データ機器は6月27日、フルHDに対応した15.6型ワイドのモバイル液晶ディスプレイ「LCD-MF161XP」を7月下旬に発売すると発表した。厚さ9.8mm、重さが約900gで手軽に持ち運べる点が特徴だ。税別の想定価格は3万2800円前後。

厚さ1cm以下、重さ1kg以下のモバイル液晶ディスプレイ「LCD-MF161XP」

 接続端子には、給電と映像出力が同時にできるUSB Type-Cを採用。電源コードが必要がないため、ケーブル1本でPCと接続するだけで、映像を映し出すことができる。PCにはDisplayPort Alt Modeに対応したUSB Type-Cのポートが必要になる。搭載していない場合は、miniHDMI端子に接続して使用する。

 持ち運びやすさだけでなく、映像表示についても使いやすいよう配慮し、4つの機能を搭載した。まずは「超解像技術」により、低解像度の映像をきれいに表示する。画像を拡大した際に生じる映像のぼやけを10段階で調節して改善できる。

 次は、階調と色調を補正し、鮮やかでメリハリのある映像を表示する「エンハンストカラー」。色調はRGBCMYの6色で補正する。こちらも好みにあわせて10段階の設定が可能になっている。設定に手間取りそうな場合は、用途にあわせた設定をプリセットしている「画面モード」からモードを選ぶだけで、最適な画面表示になる。このほか、ブルーライトを低減する「ブルーリダクション」機能を備える。

 持ち運んで使うことを想定しているため、ディスプレイスタントにもなるキャリングケースを付属。保証はパネル・バックライト含めて3年間。土日も電話サポートを受け付けている。
 
付属のキャリングケースは3段階で角度を調整できるスタンドにもなる

 パネルはIPSの非光沢タイプ。付属品は、先述のキャリングケースとHDMI-miniHDMIのケーブル(1m)、ACアダプタ(1.5m)。サイズは、高さ380×幅236×奥行き9.8mm。キャリングケースと組み合わせた際の重さは約1510g。